ところでみなさん、冷蔵庫に「瓶モノ」ってどれくらい入っていますか?
わが家の冷蔵庫には、まるまる一段、びっしり瓶モノの調味料が並んでいます。
実は長年、それが当たり前のように思ってきたのですが、テレビのワイドショーなんかでよそのお宅の冷蔵庫の中を拝見することが何度かあって、「あれ…もしかしてウチってちょっと瓶モノ多すぎ??」と気がつきました。
旅先で泊まった旅館とか道の駅、ふだん行くスーパーでも、ちょっと見慣れない変わった瓶モノの調味料があると「え~なんだかおいしそう!」と即購入。お料理好きな知人におすすめされたものも、もちろん即買い!(笑)
これ↑はほんの一部ですが、新しい瓶モノが手に入ると、あれこれ料理に使ってみるのがこれまた楽しくて。でも、意外と調味料って減らないもので、年末の大掃除では大量の「賞味期限切れ瓶モノ」を処分するハメになるのですが…(;^ω^)。
そんな中、もう何年になるかわからないぐらいず~~~~っとリピートしているわが家の鉄板…というか、「基本中の基本」ともいうべき瓶モノがあります。
その筆頭が、こちらの「正金 八方だし」。
いやまあ、それこそ基本中の基本、ですよね。
でも、本当にこの味が好きで好きで。醤油の名産地、香川県小豆島の老舗「正金醤油」の木桶仕込みのしょうゆに、かつおぶし、煮干し、昆布の出汁を合わせただしつゆは、過剰な旨味や妙な甘みがなく、すっきりとした味わいです。
ウチの麺料理は、いわゆる普通のうどんだしから蕎麦、冷や麦、稲庭うどん、焼うどんまで全部これ一本。天ぷらのつゆ、ポン酢と合わせてカツオのたたきのかけつゆなんかにも使います。なにより化学調味料無添加なのが、アミノ酸アレルギーの私にはありがたい!(意外と、市販のだしつゆのほとんどには化学調味料が入ってるんですよね)
というわけで、まるで飲食店並みに食糧倉庫には数本のストックを備え、「絶対にこれだけは切らさない!」という態勢を常時キープ。
ちなみに、この「正金醤油」さんの「すだち生ぽん酢」「ゆず生ぽん酢」も絶品です~。
さて、次なる「鉄板瓶モノ」は…
昭和31年に上野に創業したインドカレー専門店「デリー」の「ドライカレーペースト」!
オリーブオイルで炒めたごはんにこれを混ぜるだけで、もうめっちゃうま!なドライカレー(わが家ではカレーチャーハンと呼んでいますが)のできあがり♪
たっぷりの炒め玉ねぎやマッシュルーム、ニンジン、ベーコンにレーズンなどの具材が入り、おろしにんにくやチーズなどの隠し味も混然一体となった、まさに熟練の美味。さらに“具”感をアップさせるなら、角切りベーコンとあらみじんにした玉ねぎをプラスするのもおすすめです。
もちろん、カレー焼うどんや、オクラのカレー焼き(さっとゆでたオクラにこれを薄く塗ってオーブントースターであぶるだけ。マヨネーズと混ぜて塗ってもおいしい!)など、カレーテイストの料理にも使えます。ペースト状なので使いやすいんです~。
そして3品目は、
これもばっちり数本ストックしちゃってます(笑)、「クリームカンパニー」が販売している「ロザンナセレクトスペシャル レモンオリーブオイル」。
同世代の方ならご存じ、ヒデとロザンナのあのロザンナさんはイタリア料理研究家としても有名ですが、彼女がイタリアのプーリア州で見つけたというレモンオリーブオイルは、これまためっぽう美味!なんです。これまで何人の友人知人におすそわけしたことか…。
イタリアの古いレモン品種「フェッミネッロ」をオリーブの実と一緒にまるごと圧搾して作ったというだけあって、レモンのフレッシュな風味がちゃんと感じられ、オリーブオイルのグリーンな香りと相まってお料理をぐぐぐ、と格上げしてくれます。
白身魚のカルパッチョにかけたり、カプレーゼにかけたり。豚肉や鶏肉のソテーの仕上げに少し振ってもgood! 最近のお気に入りは、グリルしたアスパラ、または軽く炒めた細切りニンジンに、おろしたパルミジャーノチーズとレモンオリーブオイル、塩少々をかけたもの。ワインがごくごく進みます(#^.^#)
味の想像力をふくらませてくれる目新しい瓶モノもいいですが、やっぱり鉄板瓶モノはすぐれもの。私の瓶モノ遍歴の旅はこれからも続きます!