在宅勤務中に、昼ご飯のあと「ベッドの誘惑」に負けそうになったことがありますか?
「誘惑に負けそうになった」…ココ重要です。「負けた」ではありません。
スージー的には80%イエス。はい。負けそうになったことがあります! 会社にいるときの昼食後の眠気よりも、より強く感じるのは“すぐそばに、お布団があるから”でしょうか。
なんとか勝ったものの、結局デスクで、しばらくボォ~~~~~ッ。
これは勝ったといえるのか?? いっそ昼寝をしたほうが良かったんじゃないか。
そんなことをつらつらと考えていたところ、寝具メーカーの西川さんから「パワーナップ(お昼寝)」の情報をいただきました。
上手にお昼寝をすれば、午後の過ごし方が変わる・・・・・・なんとなく聞いたことはあるけれど、ホントかしら。
社内にお昼寝スペースを設け、お昼寝を社員に推奨している西川さんにお邪魔して、眠りのスペシャリスト「スリープマスター」の資格を持つ森優奈さんにお話をうかがいに行ってみました。
※スリープマスターとは、西川・睡眠科学研究所認定の資格取得者。眠りのメカニズムや、寝具についての知識を保有し、快適な睡眠環境づくりのアドバイスを行います。
15分間真っ暗になる!? 「ちょっと寝®ルーム」に潜入
西川さんでは、日中に仮眠をとることで疲労回復や仕事の生産性向上につなげる「パワーナップ(昼寝)」を推奨しており、なんと社内にお昼寝スペース(「ちょっと寝®ルーム」と言います)があります。お部屋の中に入ると、こんな感じ。
背中部分が30度上がっていて、完全に横たわることができないベッドにも理由が。
「ちょっと寝®ルーム」では、12時~15時の間、1時間の間に15分間の仮眠環境が3回あり、社員の方が入れ替わってお昼寝ができます。
仮眠環境の15分間では、最初水のせせらぎの音など自然音が流れ始め(入眠)、徐々に暗くなり真っ暗に(仮眠)、最後は軽やかな音楽と共に明るくなっていきます(起床)。
スージーは、でっかい勾玉のような抱える枕を利用して体験。抱えるタイプの枕が心地よく、思っていた以上に真っ暗になり、気を抜くと眠ってしまいそうに。写真は、まだ明るい時に撮影しました。
「ちょっと寝®ルーム」は、国内のみならず海外からも注目。見学に来て導入をした企業もあったそう。
ベッドで寝ちゃダメ? 効率のいいお昼寝とは
さて、ここからが本題です。
「デスクで寄り目になって睡魔と闘っているよりは、寝ちゃった方がいいんですよね?」とスージー。
「お昼寝は、サボることではありません。日中眠くなる時間帯に仮眠をとることは、身体のリズム(体内時計)に合わせた自然な行為。午後の仕事に取りかかる前に仮眠をとることで、頭がスッキリし、集中力や仕事効率の向上が期待できます」と森さん。
「じゃあ、横になって、しっかり寝たほうがいいんでしょうか?」(スージー)
「それは、ちょっと(笑)。上手にお昼寝するにはコツがあるんです」(森さん)
スリープマスター森さんに教えてもらった正しいお昼寝の方法
①15分程度が理想(最大30分まで)
長すぎる仮眠は、深い眠りに入り、起きるのがつらくなります。夜の睡眠にも影響。
②15時までに実施
午後の遅すぎる時刻の仮眠は、夜の睡眠に影響。
③パワーナップ(お昼寝)におすすめな姿勢は「座位(座った状態)」
横になって眠ると深い睡眠に入ってしまう可能性が。15分程度で目覚めるためには座った状態でのお昼寝がおすすめ。
やはり、日中はベッドの誘惑に勝たないとダメみたい。当たり前か・・・・・・。椅子に座ったままデスクにうつ伏せになったり、クッションなどを抱えたりして寝ればいいんですね。でも、腕が痛くなったり、おでこが赤くなったりするのでは。
そこで、西川さんでは「座位で眠る」ためのパワーナップピロー「konemuri+(コネムリプラス)」というシリーズを販売しています。私が「ちょっと寝®ルーム」で使わせてもらったのは、写真のHUG。
頭からお腹まで上半身をしっかりと支える大きさの抱き枕タイプ。穴の部分に手を入れると、なぜだか落ち着きます(笑)。ほかには、口や鼻、耳を圧迫しない穴あき形状のもの。腕を入れて使う筒状のものなど。興味のある方は、見てみてくださいね。
体も心も変化を迎えるOurAge世代にとって、睡眠はとても大事。昼間の睡魔に抗わず上手に仮眠を取り入れて、疲労回復、ストレス解消、認知力アップ! 季節の変わり目を、上手に乗り切っていきましょう。