こんにちは、ギリコです!
ここのところ毎年のように災害級といわれる猛暑の夏が続いています。
そのため犬がいる我が家では、絶対に冷房は欠かせません。
うちには計3台のエアコンがあるのですが、1台は一昨年に買い替え、残り2台は去年買い替えました。
今回は買い替えの際に失敗したこと、そしてそのときにエアコンの取り付け業者の方から教わったことをご紹介します。
ことの発端は、9年くらい使っていたリビングのエアコンが故障したことでした。
ある夏の朝、スイッチを入れたらいきなり轟音がして、それっきり何をしても作動しなくなったのです。
あわてて修理を依頼しました。
季節は夏真っ盛りで、案の定、修理業者は大忙し。
来てくれるまで2週間くらい待つことになりました。
そして待ちに待った修理の日……
修理屋さんは、エアコンを見るなり「これ、もう買い替えたほうがいいですねぇ。最新のものの方が電気代も安くなりますよ」。
そのうえ機器の中を見始めると「これ、直してもまた調子が悪くなります。そこのところはご承知おきください」と言われてしまいました。
とにかくその日は修理をしてもらって再び使えるようになったのですが、なんだか以前よりややパワーがおちていて、微かですが異音もしました。
それゆえ「また調子が悪くなる」という修理屋さんのご託宣は私の心に重くのしかかり、やむを得ず数日後、家電ショップへ行きました。
新しいエアコンを買うためです。
今使っているやつが壊れてから買いに行くのでは遅い、と思ったのです。
前のエアコンがA社製だったので「今度は違うメーカーがいいな」とふと思い、ずらりと並んだ商品の中からテレビCMでよく見るB社のエアコンに決めました。
またエアコンを付ける場所も、同じリビングの中でも以前(西側)とは違う場所(東側)にすることにしました。
売り場にいたB社の販売員さん(そこは量販店で各メーカーの販売員が常駐している)に声をかけ、さくさくと購入手続きを済ませたのですが……
なんとエアコンが届いてみたら、その日は設置できなかったのです!
<エアコンの室外機置場は事前に確認すべし>
理由は簡単なことでした。
販売員さんが作成した発注書では、室外機の設置場所が「バルコニー/ベランダの地面に直置き」と指示されていたのですが、そうすると東側バルコニーの隣家との境にある避難口を塞いでしまうのです。東側のバルコニーに室外機を置きたいのなら、下の写真のようにバルコニー上部に棚を設け、避難口を塞がないようにそこに載せないといけなかったのです。
これは購入前にマンションの間取り図をちゃんと見ておけばわかったことでした。
(↓「上部壁付け」と記されています)
ところが何もチェックせず買いに出かけたため、購入時に販売員さんに「お宅のバルコニーは、室外機をそのまま地面に置けるタイプですか?」ときかれたとき、よくわからないまま「はい」と答えてしまっていました。
なぜかというとA社のエアコンだったときの室外機は、家のもうひとつある西側のバルコニーにあり(うちはバルコニーがふたつあります)、そこの床に直接置いていたからです。
ところが、今回エアコンを付ける場所を変えたことで室外機置場も以前と同じ場所ではなくなり、そこには避難口があったのです。
工事当日に取り付け業者のお兄さん(ちょっとロン毛でミュージシャン風)に「ここに室外機を置いたら避難口を塞いじゃいますよ」と指摘されるまで、東側バルコニーの避難口のことなど頭にはなかった私。
本当にうっかりしていました。
業者さんは「地面に直置き用」のパーツしかその日はもっていなかったので、室外機を取り付けることができず、別の日に再び来てくれることになりました。
時期は夏。
依頼が殺到していて忙しい時期だというのに……。
業者さんに2度手間をかけることになってしまいました。
申し訳なくて謝ったら、お兄さんは
「こういうことってちょいちょいあるんです、気にしないでください。普通、お客さんはわかんないですよ、自分ちの室外機置場が壁付け指定されているのかなんて。そこのところは店にいるメーカーの販売員が詳しいんだから、お客さんからいろいろ聞き取って発注書を書くといいんですけどね。今度エアコンを買うときは、手間かもしれないけど事前に設置予定場所の写真を撮って、それを販売員に見せてみるといいですよ。それにしても……いつもこういうときのために壁付け用のパーツを余分に積んでいるんですけど、今日に限って持ってきていなくて、ごめんなさい」
と気遣ってくれました。
そしてそのあとに、こう言ったのです。
「あの……今回〇〇(←家電量販店の名前)でエアコンを買ってますよね。
おせっかいかもしれないですけど、もしまたこの店でエアコンを買うなら、ダイキンがおすすめです。
あの店に派遣されているダイキンの販売員から来た発注書は、いつも指示が確実なんです。
おそらく発注書を書くとき、お客さんに〝そこは今回初めて室外機を設置する場所ですか〟とか〝べランダに避難口、避難用のはしごなどはありませんか〟って確認してるんじゃないかな」
!!
仕事道具を片付けながらお兄さんが言ったこの言葉は、私の脳裡に深く刻まれました。
それから1年の時が経ち、今度は寝室など他の部屋のエアコン2台を買い換えることになりました。
どちらもちょうど使い始めて10年目となっており、壊れる前に新調することにしたのです。
1年ぶりに再び同じ量販店のエアコン売り場に行き、買ったのは……
もちろんダイキンのエアコンです。
家の間取り図を持参し、設置したい場所の写真もスマホに保存してやってきた私にダイキンの販売員さんは「話が早くて助かります」と言ってくれました。
そしてその2台のダイキンのエアコンが届いた日。
このときの取り付け業者さんは前回とは違う方(パンチパーマの威勢のいいおじさん)だったのですが、またもや忘れられないことを言いました。
作業が終わり、私が冷たい飲み物を出したときです。
「うちは犬がいるので夏のエアコンは、ことさら死活問題でして」などと、なんとなく話したら……
おじさんが、すかさず反応したのです。
「だったらダイキンで正解だよ!
ダイキンは家電メーカーじゃないから!
空調専門の会社なんだから!
エアコンのプロだからね!
ダイキンなら、ワンちゃんも安心だぁ」
!!
ダイキンは家電メーカーではなく、空調専門の会社。
おじさんが威勢よく言ったこの言葉は、一昨年のミュージシャン風お兄さんの言葉同様に私の脳裡に深く深く刻まれました。
そしてそれは、実際にダイキンのエアコンを使ってみて、私自身実感するものでした。
A社B社のものと比べると、まずスイッチをオンにしてからの起動が早く、力強い。
瞬発力があるのです。
そのため部屋が冷えるのが早い。
(※もちろんこれは私個人の感想です。専用の機器などで計測し、比較したわけではありません)
おまけに……
A社B社のエアコンと比べるとお手入れ(ダストボックスの掃除など)がしやすいつくりになっていました。
ただ、起動が早くパワフルなだけあり、スイッチを入れたあとしばらくはA社やB社製に比べると作動音が大きい。
その点では、好みが分かれるかもしれません。
あらためて家の中を見渡してみれば、我が家の冷蔵庫は三菱電機製、洗濯機はシャープ、空気清浄機はパナソニック、電子レンジはシロカのものです。
どれも使いやすく、優秀です。
けれどエアコンだけは、ダイキン。
絶対、ダイキンなのです。