シングル発売記念ライブで起きたミラクル
以前、こちらのつぶやきで、私のイチ押しアーティストACIDMANが映画『ゴールデンカムイ』の主題歌を担当し、大興奮!というブログを書きました。
2月6日にTOKYO DOME CITY HALLで行われた、主題歌『輝けるもの』発売記念ライブでは、アンコールで玉木宏さんがサプライズ登場し、翌日のワイドショーでも話題に。(ボーカルの大木伸夫さんと玉木さんは20年来の友人で、「玉ちゃん」「大(おお)ちゃん」の仲だそう)
客席をバックに記念撮影が行われ、その写真がネットニュースなどで配信されたのですが、なんと私、玉木さんと大木さんのイケメン2人に挟まれた、ど真ん中3列目にいてバッチリ顔が写っていたのです!
本編最後の曲で後ろの女子にグイグイ押されてイラッとしたのですが、結果オーライ。ベストな場所に流されておりました。友達にメールしまくったその写真は、私の携帯の待ち受け画面となっています。
「ゴールデンセットリスト」の内容は?
そして現在行われているACIDMANのライブツアー『ゴールデンセットリスト』。
隠された金塊をめぐる物語『ゴールデンカムイ』にちなみ、「キーワードは“金”」とだけ発表されました。
最初はレコード会社の偉い人が半分冗談で言い出したらしいのですが、確かにACIDMANには「金」という言葉の入った曲が結構あるイメージ。
『金色のカペラ』というタイトルにまんま「金」の入った曲から、『アルケミスト』(=錬金術師)、「黄金色に輝く音を いつか奏でよう」と歌われる初期の代表曲『赤橙』(せきとう)などなど。
「この曲はきっとやるだろう」と、ファンの間で考察されたりもしていました。
ツアー初日は5月10日「金」曜日。ACIDMANとしては初めての京都公演、ロームシアター京都です。
大木さんにとっての「金色」は、聖なるもののイメージだったり(特によく使われる「金色の子供達」という表現が印象的)、夕焼けの輝くような美しさのイメージだったりするのだとか。
集めてみたら、歌詞に「金」の入った曲は12曲あったそうです。
ただ、12曲ではワンマンライブをするには足りない。
輝いたり、星がきらめいたりするのも金色に入れちゃうのかな?なんて思っていたら、解決策が「そうきたか!」の素晴らしさ(笑)。(言いたいけど、結構なネタバレになるのでぐっと我慢します)
デビューの頃から世界観にブレのない彼ら。昔の曲も最近の曲も、バラードもゴリゴリのロックも本当にバランスよくセットリストに入っていて、しかも「この組み合わせは初めて!」みたいな新鮮さもあって。
ライブでは10年以上演奏されていなかったレアな曲が聴けたり、「金」を探すために、いつも以上に歌詞に耳を傾けてみたり、終演後、改めて歌詞を読み直してみたり。このツアー、ほんと楽しめます!
ライブ終盤、ツアーのきっかけとなった映画『ゴールデンカムイ』の話のあと『輝けるもの』が演奏され、客席は大興奮! 力強いドラムから始まるこの曲は、バンドにとってもファンにとっても特別な1曲になったなぁと思います。たくさん控えている夏フェスでも、新たな代表曲としてガンガン演奏されることでしょう。
アンコールは1曲だけ。向井理さん主演で現在放送中の連続ドラマ『ダブルチート』(テレビ東京×WOWOW共同製作)の主題歌『白と黒』が、ライブで初披露されました。
このドラマ、現役の警察官が詐欺師に詐欺をしかけるというストーリー自体も面白いのですが、主題歌の流れ始めるタイミングが毎回、絶妙。
大木さんのしっとりとした歌声からのバンドサウンドにホーン隊の音が加わり、ジャジーな展開となるオシャレな曲が、ドラマのエンディングにぴったりなのです。
『輝けるもの』とは全く違う引き出しを開けて音楽性の幅を見せつけ、歌詞にはちゃんと「金」を入れ込む周到さ。「カッコイイ」という言葉しか出てきません。(←語彙力…)
コンサートグッズも金にまつわるもの満載。
私が買ったのは渋谷区富ヶ谷に本店のあるBean to Barの高級チョコレートブランドMinimalとコラボしたチョコレート。浅煎りの「GOLDEN」と深煎りの「BLONDE」という2種類のホワイトチョコレートは完全限定のオリジナルレシピなんだそう。目のつけどころがオシャレですね。
「金」がうれしい京都観光
ライブの翌日、私は前から行きたかった京都市京セラ美術館で、金箔だらけの『村上隆 もののけ 京都』展を見てきました。ルイ・ヴィトンとコラボした、日本庭園の池にそびえ立つ金色の巨大な彫刻作品『お花の親子』など、見ごたえたっぷりの展示でしたよ。
平安神宮前の神宮道では「裂道楽 よ志川」という、西陣織のハギレや小物を扱うお店の店頭に飾ってあった、↓赤い鳳凰柄の御朱印帖に目を奪われ、
店内に入ると、↓金色の龍の御朱印帖が。迷った末に、結局両方買ってしまいました。辰年だし金色だし。
日曜日は、何十年ぶりかの金閣寺へ。(写真掲載の許可取りが大変なので、ピンバッジでお茶を濁します。笑)
インバウンドの観光客や修学旅行生で激混みかと思っていたのですが、一方通行の順路ができていて、すいすいと意外にストレスなく見ることができました。やはり非常に美しかったです。
さらに、「昔、バスに乗って遠くまで見に行ったなぁ」という記憶の堂本印象美術館が、金閣寺から600メートルという看板を見つけ、歩いて再訪しました。
建物も日本画の展示も素晴らしく、「あら、ここにも金が」なんて、ひとりでニヤけておりました。バカですね~(笑)。
ツアー2本目は『ゴールデンカムイ』の聖地・北海道
翌週末はツアー2本目の札幌道新ホールへ。だって『ゴールデンカムイ』の舞台となった北海道ですからね。そりゃぁ行きたいですよね。
ACIDMANのワンマンライブとしては5年ぶりの北海道ということで、満員のお客さんたちの「待ってました!」感がすごくて、とてもいいライブでした。
季節は全然違うけれど、映画の撮影が行われた北海道開拓の村に行ったら、もう一度映画を観たくなりました。
King Gnuを観に行った3月の札幌は、まだまだ雪が残っていたのですが、5月は春らんまんのベストシーズン。大通公園ではライラックまつりが開かれていました。
滝野すずらん丘陵公園のチューリップが満開とのネットニュースを見て、ライブの翌日、急遽行ってみたのですが、平日で人も少なく本当に綺麗でした。
この先も、「金」沢や、金のシャチホコで有名な名古屋など、ACIDMANの『ゴールデンセットリスト』ツアーは、8月16日の福岡(志賀島の金印?)まで続きます。
テーマのある「推し旅」、楽しいですよ!
ACIDMAN公式サイト:http://acidman.jp/