リビングのエアコンから水が出てくる!
と、仕事中に家族からLINE。
はい?
水ですか?
とりあえず、バケツとか下に置いてなんとかしといて!と指示を出し、夜になって帰宅しました。
あーーー。
ホントに水が出てるわ。
明らかに、自分ではどうにでもできない感じです。
メーカーのホームページからトラブルを検索し、解決に導くチャートをやっていきます。
「室外機のドレンホースから、水は出ていますか?」
はい、と答えます。次に
「それでも、エアコンから水がでていますか?」
はい、と答えます。
ドレンホースとは「エアコンの室内機で発生した結露水を、室外に排出する役割を持つ排水管」のこと。
我が家のエアコンは、外に水を排出しているにもかかわらず、室内機から水が噴き出している、という状態だということがわかりました。
結論。訪問点検の必要あり。
内部機械の故障の場合は、安いエアコン一台買えるくらいの修理費用です。その時は、新しいのに買い換えようと覚悟を決めました。
猛暑でトラブルが多いらしく、点検予約が取れたのが一週間後……。うわ~ん。
それからの日々は、ダラダラ出てくる水との戦いです。
毎日、つけなければ熱中症になりそうな暑さ。幸い?冷たい風は出てくるので、水さえなんとかすれば運転できます。
ただし、エアコンの下はこのありさま。
コンセントを守る。近くにあるテレビを守る。
フローリングを守る。必死。
写真は、溜まった水は捨てた後だし、装備も序の口。このあと、ビニールのシートは拡張され雑巾も登場。あまりに見苦しく掲載を自粛しました。
ああ、地下鉄とかでよく見かける雨漏りの対処みたいに上手に、水を受け止めることができたらいいのに。
「いや。普通いらんだろう、その技術は」と自分ツッコミ。いよいよ限界です。
やっと、救世主がやって来ました。
「エアコンの内部を点検する前に、室外機とドレンホースを見せてください」
「室外機の横にあるドレンホースから、水が出てるのは確認したんですけど……」とボソボソと答えながらご案内します。
「あー。なるほど。あの大きさのエアコンにしては、水が出てないですねー」と救世主。
「これで直るかも」と取り出したのが、でっかいボールを膨らます用の空気入れのようなもの。
ホースの水が出るところにスポッとはめて、ピストンを素早く引き、空気入れのようなものを外します。
どどどどー、とドレンホースからかなりの水と、汚れが流れ出てきました。
やがて透明な水になり、自然と水がでてくるまで、何回か繰り返します。
うわぁ、本当はこんなに水を出さないといけなかったんだ。驚きです。
最終結論。
「室外機の横にあるドレンホースが詰まっていて、室内機(つまりエアコン)から、水を出さざるを得なかったんですね~」とな。
点検に来てくれた方によると、エアコンが2階の部屋に設置してあって、室外機が1階に置いてあると、ドレンホースが長くなるので水垢などの汚れがつきやすく詰まりやすいそう。
さらに、我が家の場合、とてもナチュラルに草が生えている(つまり手入れ不足の)庭から、なんらかの虫が入って途中でお亡くなりになり、詰まりの原因になっていた可能性もある、と。
今後の対策として、定期的に自分でドレンホースから詰まりをとる作業をすると良いとのことで、ドレンホースクリーナーなるものが並ぶ、アマゾンの検索画面を見せてくれました。
「機能はどれもほとんど変わらないので、一個買っておくといろいろ使えて便利」だそう。
「ただし、ドレンホースの掃除のときはホースに空気を送り込んじゃだめですよ。お部屋が大惨事になりますからね(笑)」逆流させちゃうってことね、気をつけます!
こうして、エアコンから水ダラダラの日々は終わりました。
せっかくのアドバイスを忘れないうちに、速攻、買いに行きました!
じゃーん。
家の近くのホームセンターにて購入。エアコンだけでなく他のことにも使えるように、先につけるパーツがセットになっているものにしました。右がドレンホース用パーツ。
詰まりをとったばっかりなのに、いつ使うのかな~と自分でも思っていたのですが、実はすぐに役に立ったんです。
キッチンの排水口です。なんか流れが悪いので、そろそろ専用の洗浄剤を使おうと思っていたのですが、せっかくなので、真空式パイプクリーナーでやってみました!
エアコンのドレンホースとは逆の使い方、ゴムのパーツをつけて空気を勢いよく送り込んでみたら、シュポっと。すぐに流れが良くなりました!
生活しているといろんなことが起こるものですね。またひとつ、学びを得た夏でした。