「ブルーが持っているニュアンスのある濃淡が、白の多面性を引き出してくれますね」と黒田知永子さん。選ぶ色と分量を参考にして。
「+ブルー」で純な白の魅力を引き出して
柄on柄は異素材にのせた淡く優しいブルーで
晴れわたる春の空と雲に似たふんわりモヘアのボーダーニットと、アンティーク陶器の模様のようなバラをあしらった透け感のあるスカート。白とやわらかなブルーを共通項にすれば、柄物は1点という思い込みが払拭されて新しい着こなしが広がります。
White & Blue
ブルーの濃淡のポイントで白のドレスにメリハリを

ドレス¥88,000/シジェーム ギンザ(コレクティバ) 帽子¥30,800/ヘレンカミンスキー ギンザシックス店(ヘレンカミンスキー) バッグ¥38,500/ラグ & ボーン 表参道店(ラグ & ボーン) 日傘¥27,500/ショールーム セッション(アシーナニューヨーク) スニーカー¥33,000/プレインピープル青山(マイマイ)
カットワークレースをあしらったメキシコの民族衣装をタウン仕様に。インディゴの帽子と水色の日傘を効かせ、白の清楚な印象をキープ。
深いブルーをたっぷり使って70年代風をクリーンに

ブラウス¥53,900・デニムパンツ¥40,700・ベルトポーチ¥44,000・サンダル¥58,300/クロエ カスタマーリレーションズ(シーバイクロエ) スカーフ¥44,000/プレインピープル青山(ファリエロ サルティ)
ワイドパンツやバンダナ柄スカーフでインディゴブルーをたっぷりコーディネートして、白いパフスリーブブラウスのクリーンさを強調。小さなポーチとフリンジがついたレザーベルトのブラウンが、単調になりがちな白×ブルーのアクセントに。
ブルーの透け感で軽快な上質カジュアルが完成

カーディガン¥52,800・セーター¥52,800・パンツ¥73,700・ショール¥42,900/オーガスト(オユーナ) ネックレス¥158,400/エスケーパーズ オンライン(ソフィー ブハイ) 靴¥86,900/トッズ・ジャパン(トッズ)
春夏の温度調整に便利なカーディガンは、スーパーライトなオーガニックコットン製。白の着こなしにゆったりとはおるエアリーなブルーのコントラストが、今季らしさの決め手。透け感の美しいカシミヤのショールも羽根のように軽い。
黒田知永子さん Chieko Kuroda
1961年生まれ。学生時代に「JJ」でモデルデビュー。「VERY」「STORY」「éclat」の表紙キャラクターを務め、女性誌などで活躍中。単行本『CHICO MY FAVORITES』VOL.1~3も好評。2020秋冬、親交の深いユニットブランドyunahica(ユナヒカ)とのコラボレーションで発売のデニムとニットジレが大ヒット。春には待望の新作が発売予定。2月5日より音声配信アプリstand.fmにて「黒田知永子のchiko plus チャンネル」もスタート
撮影/浅井佳代子<モデル> 木村 慎<物> モデル/黒田知永子 ヘア&メイク/福沢京子 スタイリスト/小倉真希 取材・原文/向井真樹