“時代の大きな変わり目”の2020年をハッピーに過ごす秘訣とは?
今年もたちまち重版し、シリーズ累計37万部を突破した『水晶玉子のオリエンタル占星術 幸運を呼ぶ366日メッセージつき 開運暦2020』。
その刊行記念『水晶玉子が教える2020年幸運を呼ぶ開運暦セミナー』(朝日カルチャーセンター中之島教室主催)が、12月1日に大阪・アサコムホールで行われました。今回は、そこでのお話の中から、いよいよ2020年を迎えようとしている今、心に留めておきたいポイントを、ぎゅぎゅっと凝縮してお届けします!
2020年は、あらゆる占いで“大激変”の暗示が!
東洋・西洋の枠を超えて、あらゆる占いを研究してこられた水晶先生。まずは気になる2020年の運勢について、そんな先生ならではの多角的な視点で大予測!
水晶先生「2020年は、オリエンタル占星術では“畢宿(ひっしゅく)”の年。“畢竟”や“畢生”という言葉があるように、“畢”には“終わる”という意味があり、その星の年ということは、初めから終わりまでずっと変わらないと思っていたようなことに動きが出てくる時期だと考えられます。
また、2020年は干支でいうとねずみ年ですよね。ねずみ年は、十二支の最初の年。十二支は、小さな芽が出て、それが成長して、やがて枯れて、土に戻っていく……というような自然のサイクルを象徴しているので、その最初の年ということは、1つの流れが終わって新しい流れが始まる時だと言えるんです。
干支をさらに詳しく、六十干支で見てみると、2020年は“庚(かのえ)”の年に当たります。“庚”は、五行“木・火・土・金・水”の中の“金”で、イメージは岩や剣のような鋭いもの。2019年までは“土”だったのが、2020年からは“金”が巡るということで、これまでの流れがスパっと切り替わるような予感がします。
西洋占星術で見ると、私も他の先生方も、いろいろな場所や媒体で話していることなんですが、2020年には、木星と土星が重なる“グレートコンジャンクション”が起こります。それ自体は20年に一度の現象だけれど、今回重要なのは、これまでは約200年間、“土”の星座で起こっていたことが、2020年には水瓶座という“風”の星座で起こるという点。つまり、200年間変わらなかったことが変化していくタイミングなんですよね。
こんなにいろいろな占いで“変化”の暗示が出るのは、本当に珍しいこと。2020年は、とても大きな時代の変わり目になると思います」
“もの”より、”情報”や”絆”が重視される時代へ
なんだか特別な節目となりそうな2020年。世の中はどんな風に変わっていくのでしょうか。
「約200年に一度の変化、というお話をしましたが、200年前を振り返ると、ちょうど産業革命の時代だったんですよね。蒸気機関車が発明されるなど、いろいろな技術が飛躍的に進歩した時期。“土”の星座は“形あるもの”のイメージなんですが、まさに物質的な豊かさが今の社会を作ってきた200年だったように思います。
それが2020年に“風”の星座で“グレートコンジャンクション”が起きると、“土”が象徴する“もの”より“風”が象徴する“情報”が重視されるように。“何かを持っている”ことから、“何かを知っている”“何かとつながっている”ことに価値が移っていくような気がします。
実際、最近は、若い世代を中心にカーシェアリングやファッションレンタルを利用する人も増えてきているでしょう? 以前のように“ものを持つこと”にこだわらない風潮が出てきているところに、これから始まる“風”の時代のヒントを感じます。
ただ、“グレートコンジャンクション”が起きるのは、2020年といっても終盤のこと。それまでの間には、変革期を前に揺り戻しが起こり、古いものが復活するような気配もあります。映画『ボヘミアン・ラプソディ』で改めてクイーンが話題を集めたのも記憶に新しいですが、ここ最近もドラマ『少年寅次郎』や『磯野家の人々』で、寅さんやサザエさんが描かれたり、年末の『紅白歌合戦』でAI技術によって美空ひばりさんの新曲が発表されることになったり。そんな風に、国民的・歴史的な素晴らしいものがよみがえることが増えるのではないでしょうか。
個人の暮らしに目を向けると、大きな変化が起こる中で堅実な“土”の星座の星回りとなる時期なので、愛情には安定を求める傾向が出てきます。ふわふわしたロマンチックな関係を楽しむというより、人生を共に歩む相手としっかりと絆を深めていくのが、2020年らしい愛情の形。
一方、金運は不安定。価値観がガラリと変わる時期だけに、お金に対する意識も変化していきそうです。どんどん進むキャッシュレス化も、その予兆かもしれません。宝物だと思っていたものに値打ちがなくなってしまうこともあれば、ガラクタだと思っていたものが高値で売れることも。予想外の展開が起こりかねない星回りなので、大きなお金を動かすのはハイリスク。一か八かの勝負をする覚悟がないなら、2020年は地道にコツコツ貯蓄をするのがおすすめです」
“自分にとって大事なこと”を大切に
様々な“変化”の中で生きていくことになる2020年をハッピーに過ごすには――。水晶先生は、その秘訣をこう語ってくださいました。
「2020年は、世の中全体も人々の価値観も揺らぐ時期。だからこそ、幸せを手にするには、決して揺らがない“自分にとって大事なこと”をしっかりと持っておくことが大切だと思います。
『変化がある』というと、怖いと感じる人もいるかもしれません。でもその変化がいいものになるか悪いものになるかは、あなたの考え方次第。変化を恐れず楽しんで、幸せな2020年を過ごしてくださいね」
今回、東京以外の地で講演をするのは初めてだったという水晶先生。最後には、「今日は初めての大阪講演、『笑いを取らなきゃ!』ドキドキしていたんですが(笑)、こんな素敵な会場でみなさんにお会いできて本当にうれしかったです」とご挨拶が。そして、大阪にちなんで、万博に関しても一言。
2025年、大阪万博には未来の幸せの種が!?
「実は、大阪万博が決まる半年前に、テレビ番組でその可能性を聞かれて、『実現する』とキッパリ言ったことがあったんです。
大阪万博が開催される2025年は、20数年に1度、星座を変える冥王星も水瓶座に動いて、“風”の星座の時代が本格化する時期。最先端の技術を紹介するタイミングとしてはぴったりだし、それを今後、人間が幸せになるためにどう使っていくかが試されていくきっかけにもなるんじゃないでしょうか。きっと、新しいアイディアがいっぱいで盛り上がるはず。私もそんな大阪万博を楽しみにしていますし、大阪にもぜひまた来たいと思っています!」
先生の温かい雰囲気とハートフルなメッセージに包まれて、ハッピーな2020年への第一歩を踏み出せたような気持ちになれたセミナーでした。みなさんも、ぜひ心に残ったポイントを参考にしてみてくださいね。
セミナー終了後は『水晶玉子のオリエンタル占星術 開運暦2020』、自伝的エッセイ『いいことばかり起きる女になる!』を購入された方に、水晶先生から直筆開運メッセージカードがプレゼントされました。
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・朝日カルチャーセンター主催のセミナーは3月21日(土曜)に東京・新宿でも開催予定。詳しくはサイトをチェック!!
・2020年の全運勢と毎日のアドバイスが役立ちます!
個人鑑定プレゼント応募券つき『水晶玉子のオリエンタル占星術 幸運を呼ぶ366日のメッセージつき 開運暦2020』(定価:本体1400円+税 集英社)
取材・文:藤本幸授美