10月31日 2度目の満月「ブルームーン」が訪れます。
こんにちは。ムーンプリンセス妃弥子です。
10月1日の中秋の名月、本当に綺麗でしたね。お月見をされた方もきっと多かったと思います。
ところで通常、満月も新月も1年に12回(1か月に1度)ですが、今年は満月が13回訪れるという珍しいムーンサイクル。
これは太陽周期と月の満ち欠け(朔望月)の日数差によるもので、この現象は数年に1度訪れます。そして今年の10月がまさにそれで、2度目の満月10月31日が「ブルームーン」になるわけです。ちなみに次は2023年8月31日です。
英国「グリニッジ王立天文台」のweb記事によると、本来「ブルームーン」は、春夏秋冬1シーズンに通常は3度訪れる満月が、4度訪れるという珍しいサイクルの3番目の満月を指していたのですが、やがて“小さな誤解”がきっかけで「同じ月に再び訪れる2番目の満月」が「ブルームーン」と呼ばれるようになったようです。
ただ「ブルー」が何を意味していたのかは、実は謎。「青」なのか、違う意味を持った別の言葉の“ブルー”なのか、本当のところは分かっていません。
天文学や気象学でも“青い月”という公式用語はなく、つまり極めて現実的ではない、月。それでも“ブルームーンは見た人を幸せにする”とも伝えられているのは、やはり昔から人々にとって特別な満月だったことは確かなようです。
チャンスが再び与えられる時
リチャード・ロジャース&ロレンツ・ハートの『ブルームーン』を、偶然聴く機会がありました。久しぶりに聴いたジュリー・ロンドン。彼女の甘みのあるクールな声が心に沁みいります。
“もう一人ぼっちじゃない”
愛しい人との先はわからないけれど、だからこそ「今」このひとときを、心尽くして向き合おう・・・絶望の中にあっても必ず希望に巡り合えるという夢を人々は「青い月」に重ねてきたのでしょうか。
「ブルームーン」に運勢的定説があるわけではないけれど、私は「再生」のインスピレーションを感じます。本来は無いはずの「2度目の満月」。それはチャンスが再び与えられるということ。
知性の青。冷静さの青。海の青、空の青。聖母マリアの純潔を象徴する青。青は常に広く大きく、そして、とても深い。
秋の「ブルームーン」からメッセージを受け取る
ソーシャルディスタンスにマスク生活、リモートワークにデジタル化・・・
必要不可欠な変化とはいえ「新しい生活様式」にストレスを感じていないはずはなく、今、誰もが心のどこかでSOSを発しているはず。パワフルに走り続けてきた人ほど疲労感は強いかも知れません。
だからこそ「息切れしてしまう前に休む」ことが大切。
気持ちのリセットは明日を力強く生きるためのエネルギー。
休息は決して怠惰なのではなく、より力強く生きるために必要な「自分再生」。シンプルだけど生きる基本、運気UPの基本なのです。
★秋の運トレ★
●10月31日
日が暮れてから、もしも晴れていたならちょっと足を止めて、夜を照らす「ブルームーン」を探してみてください。
●「ブルームーン」の光を全身で浴びているイメージを抱きながら、ゆっくりと深呼吸を繰り返しましょう。
するとス~ッと肩の力が抜けていき、温かく心地よい感覚に、心が静かに包まれていくことを感じるでしょう。
イラスト/sino
40億年以上も地球に優しい光を注いできた満月。秋の「ブルームーン」からあなたはどんなメッセージを受け取りましたか?
「ブルームーン」があなたにとって「幸せ」のきっかけになりますように。