12月22日未明、木星と土星の「グレートコンジャンクション」が起こります!!
こんにちは。ムーンプリンセス妃弥子です。
今、日没後の西の空では、木星がひときわ明るく光っています。肉眼では少々わかりづらいですが、近くに土星も座しています。
12月5日日没後、西の空にある木星
もうご存知の方も多いでしょう、12月22日未明、木星と土星の大会合(グレートコンジャンクション)が水瓶座で起こります。しかも今回はこの2星が重なりあって「ひとつの大きな星に見える」との予測が出されていて、まさに奇跡!
この大会合、冬至の数時間後に起こることも興味深い(冬至は21日19:02)。最も日が短い冬至は究極の陰。
この日から陽が少しずつ長くなるつまり陰から陽へと向かう折り返し点であることから、古代の賢者達は大変重要視してきました。
その冬至での大会合は言わば「陰と陽の融合」。
占星学では「新たな時代の幕開け」、大変革のしるしと考えられています。
『聖書』にはキリスト生誕時にもある特別な「星」が出現したと記されています。「新しい王の降誕」と預言されたこの星を頼りに、三人の占星学者が生まれたばかりのキリストに会うためベツレヘムを目指しました。また17世紀前半、ドイツの天文学者ヨハネス・ケプラーは、このキリスト生誕時の星は木星と土星の大会合であったと提唱したほどです。
ギリシャ神話での木星は天帝ゼウスを現し、大いなる陽と物事の拡大を司る最強の神。それは私たちの生活を活性させ、笑いを起こし、磨き高める力となるため「幸運の星」とも呼ばれています。
一方、土星はゼウスの父にあたるクロノス神。大地と農耕と、時を司っています。自らの父であるウラヌスを倒し王座についたクロノスは、彼もまた同じように、ゼウスら7子神たちに王権を奪われてしまいます。それゆえクロノスを象徴とする土星は「試練の星」とされ、私たちに試練を与え続けています。
それなら土星は怖い星なのでしょうか?
決してそんなことはありません。土星がもたらす試練を幾つも乗り越えることで私たちは「逆境を乗り越える力」を身につけてきました。もし幸福だけを与えられていたなら、どんなに楽しい時間も幸福と感じることはできなかったでしょう。
土星の作用とは「運を鍛えて強くするための負荷」。
運トレ学では幸運をもたらす木星と同様、この「運を鍛えてくれる土星」の働きもまたなくてはならない大切な恵みのひとつなのです。
この大会合は水瓶座0度で起こります。水瓶座には宇宙や地球環境などグローバルな意味を持つと同時に、個人のアイデンティティをも重視する星座。
また水瓶座のマーク♒は電波の象徴と言われ、今、私たちがそうした状況に置かれている(しかも必然的に!)ことがわかります。
まさしく私たちひとりひとりが「地球人」としての枠組みに入るという新たな時代「水瓶座」へ、今、流れがシフトチェンジし始めていると言えるでしょう。
新たな時代の幕開けに、いまやるべきことは!?
★今回の運トレ★
「グレードアップ」
「水瓶座」がキーワードとなる新たな時代へと向かう中、私たち自身も「グレードアップ」できるチャンスを手にしています。今こそ運トレで、この大いなる運の流れにしっかりと乗っていきましょう。
★「今年、自分の中で変わったこと」を5つピックアップする
コロナ禍で始まった2020年。この1年で私たちは考え方や価値観がどれほど大きく変わったことでしょう。
自身で気づいた変化だけでなく、人から言われた素敵な変化も含めて、5つ書き出してみてください。
時間や場所、一緒にいた人とかパワーフレーズなどもあればなるべく具体的に思い出し記録しましょう。
★「これから変わりたい自分」を5つピックアップする
変わったのは、時代が原因なだけではありません。あなた自身がずっと以前から抱いてきた思いであることに気づいたはず。
その変化した自分を受け、これからどんなふうに変われば「より素敵な、グレードアップした自分」になれるでしょうか。
「変わっていきたい自分」を具体的に5つ記述しましょう。
イラスト/sino
無限に広がる大宇宙。満天に散りばめられた美しい星々やプラネッツは、いつも私たちに素晴らしいメッセージを送ってくれています。
ひとつの時代が終わり、新しい時代~水瓶座時代~へと全てが切り替わっていくことを示しているのです。
私たちも今こそ大いなる力を得て、古き殻を破り、新しい一歩を踏み出していかなければなりません。