2021年の中秋の名月は、
過去12年間を総括する最後の大切な名月
こんにちは。ムーンプリンセス妃弥子です。
9月21日は満月、そして中秋の名月です。
店先にススキや桔梗が並ぶと、気持ちが秋の夜空へと向かいますよね。
月を愛でるという行事は、中国の唐の時代に始まり、日本に伝わったのは平安時代、800年代後半と言われています。当時は、貴族が月を見ながら詩歌や音楽を楽しみ、ご馳走を食べる宴で、庶民には縁のない贅沢な行事でした。
「源氏物語」には、須磨に流された光源氏が「今宵は十五夜なりけり」と月を眺め「殿上の御遊び恋しく」と都を思い涙する場面が描かれています。
月に豊作や子孫繁栄を祈るようになったのは室町時代半ば、約600年前からです。想像してみて下さい。灯りのない漆黒の夜に、毎夜違う表情をみせる月は、どれほど神秘的で大きな存在だったことでしょう。
欠けては満ちる月には「若返りの水」があると信じられてきました。万葉集には、「天に登って若返りの水をもらってきて、大切な君に若返ってもらいたい」と言う歌が記載されています。
しかし逆に「古事記」には、月は夜を支配する神で不吉であるという記述もあります。「竹取物語」にも「月の顔見るは、忌むこと」と書かれていて、月は巨大な力をもつので、直接目で見るのは避ける方が良いとも考えられていたようです。
当時の人々は、月の満ち欠けに終焉と再生・復活を見ていたんですね。
ところで今年の中秋の名月は幸運の星・木星が水瓶座に滞在中です。
木星は12月29日に魚座へ移り、4か月半滞在後、5月11日に牡羊座へと移動します。つまり来年の中秋の名月にはすでに木星は牡羊座にあるということ。
実は占星術には、木星が牡羊座から魚座までを巡る12年間を運の1巡、「ひとつの大きな時代」とする考え方があります。
通常ならば来年の名月は木星が魚座に滞在するはずですが、星が変則的な動きをするために、木星が水瓶座にある今年が「締めくくりの名月」になります。
過去12年間を総括する最後の大切な名月なのです。
そしてこの「締めくくりの名月」は「新しい12年間」への下準備を意味するものでもあります。
古代の人々が月に終焉と再生を思い巡らせたように、やり残してしまったことをもう一度整え、私たちの心も新たな時代を迎え入れる準備を始めましょう。未来は過去を土台として築かれます。
締めくくるべきことはこの際、思い切って締めくくり、12年間というひとつの時代をしっかりとゴールさせて。
それは新たな原動力を生み出し、未来に可能性を紡いでいく「希望の灯」となるはずです。
★12星座別 これから年末までにやるべき運トレ
「締めくくりの名月」を味わいながら、今年のフィナーレに思いを馳せましょう。
年末までに心がけると運気UPにつながる運トレ行動を記しておきます。
ぜひ参考にしてください。
イラスト/sino
★火の星座はコミュニケーションの改善を
・牡羊座は長くつながるための努力を惜しまない。お世話になった人に連絡を。
・獅子座はリアクション力を磨く。相手との距離をもっと縮めるために。
・射手座は感謝の心。家族など身近な人にこそ感謝の思いを伝えましょう。
★地の星座は「物質」との関わりかたを再考して
・牡牛座は自らのボディを理想形に。ダイエットやスタイルUPを目標に。
・乙女座は金銭管理。お金の使い方を見直して、賢く増やす。
・山羊座は思い出のモノを捨てるなら今。生活習慣に合わせて刷新して。
★風の星座は未来のために自分を磨く
・双子座は運のアンチエイジング。なにか夢や目標を持ち、肌だけでなく心にも若さを取り戻す。
・天秤座は人生100年時代に向けて、新しい資格を取得。起業や独立を目指す。
・水瓶座はおしゃれの再構築を。新しいイメージで生きてみる。
★水の星座はメンタルのパワーアップ !!
・蟹座は自分を認め、しっかり愛する。懸命に歩んできたことに誇りをもつ。
・蠍座は心身調和。柔軟性や筋力を鍛えることで、しなやかなメンタルを手に入れる。
・魚座は決めたことをやり続ける。持続・継続する力が強さや自信を築く。
9月21日は、この月を見上げて、月のパワーを受け取りましょう。
そして、心がけること、すべきことを月に誓って、年末まで実行してくださいね。
2021年をベストな状態で完結させ、2022年の幸運の扉を開きましょう。
・・・運トレ、次回もお楽しみに・・・