コロナ禍でMyAge/OurAgeの読者が、真っ先に考えたこと、緊急事態宣言でのステイホーム期間に考えたこと。生活スタイルや価値観の変化を聞きました。(2020年11月調査・回答者325人)
Q あなた自身の生活スタイルや価値観は変わりましたか?
「価値観は変わった」と回答したOurAge世代は6割近くに!
読者からは、「外食をしなくなり、一汁一菜でも自宅で食べるようになった」「現金をほぼ使わなくなった」「つつましく生きようと思った」「いつ死ぬかもわからないので、やりたいことはできるうちにやらなければと感じている」などの声が。
一方で、「実はあまり変化していないと思う」「自分は変わらないがまわりが変わってきた」など、自分のペースを保っている人も。
Q 2020年4月、新型コロナウイルス感染症が広がったときに真っ先に考えたことは?
最も多かったのは「生活・仕事の不安」。「自宅はコーヒーテーブルだけなのでリモートの仕事環境が心配に」「電車移動をやめるため車の購入を考えた」などの声が。
「自分自身が健康でいなければ! と強く感じた。病気などで弱い家族の力になりたいと思った」と、大切な家族の健康を考えた人も多数でした。
- 1位 生活・仕事の不安
- 2位 自分への不安
- 3位 楽しみ・趣味への不安
- 4位 住まいへの不安
- 5位 コロナ対策への不安
読者の声
これから仕事形態が変わる。オンラインでの仕事のやり方を早急にマスターしなければ、と思った。
(50代既婚・子ども一人)
「このまま今の仕事をしていていいのだろうか?」「本当にやりたいことを始めるべきなのでは」と思いはじめた。
(50代既婚・二人暮らし)
地方や郊外に引っ越すことについて考えはじめた。
(40代既婚・二人暮らし)
親も高齢なので、自分が電車通勤をして感染したら申し訳ないと思い、思わず退職を考えた。
(50代独身・実家暮らし)
死ぬかもしれないな、と考えて、家族に迷惑をかけないようにいろいろ準備をした(片づけ、エンディングノートなど)。
(50代独身・一人暮らし)
Q ステイホーム中に考えたこと、発見したことは?
「苦手な人と離れるチャンス」「大切なことは外にあるのではなく内にある、と再認識した」「意外と孤独が苦ではない性格だと自覚」「在宅勤務を生かし、何度も引っ越し物件を見に行った」など、ポジティブな面を見た人の回答は参考になりそう。
「絶対に生き残る、と心に誓った」という強い決意を持った人も!
読者の声
人と会って話をするのが当たり前、毎日会社に行くのが当たり前と思い込んでいたけれど、「実はそうでもなかった!」というのが新鮮な驚きだった。会わなくてもオンラインで打ち合わせはできるし、会社に行かなくてもできる仕事がある。
(50代既婚・二人暮らし)
解雇されたので悩んだが、趣味の時間を楽しんだ。ストレスでバカ買いしていたのが止まったので、これからは無理しない働き方の人生にしたい。
(30代独身・実家暮らし)
仕事がなくなると生きていけないだけでなく、一人暮らしのため、具合が悪くなって動けなくなっても誰も助けてはくれないなと、孤独感と絶望感に襲われた。
(50代独身・一人暮らし)
突然、訳のわからない不安から体調をくずしてしまった。今から思うと軽いうつ状態だったと思う。自分はこんなに弱いのかと驚いた。
(50代既婚・子ども二人)
忖度の仕事がなくなり、気持ちが楽になった。
(50代独身・一人暮らし)
イラスト/内藤しなこ 取材・原文/井尾淳子