自宅から車でさほど遠くない馴染みのお花屋さんへ向かい、自分の為に花を選びました。
その時の季節や気分で選ぶ花は異なりますが、基本的に私が好きな花は淡いピンクや柔らかなクリーム色のもの。そこへ動きのある伸びやかなグリーンを組み合わせることが多いです。
今回気に入ったのはテナチュール(フランス語でストレートの紅茶という意味だそう)というバラ。
紫と茶色が微妙に混ざり合ったような色はシックで、花弁が厚くしっかりとしているので花持ちが良かったです。
八重のトルコキキョウは花びらがフリルのように重なり、一本の茎に大ぶりの花が2、3個付いていてとても華やか。
そこへドウダンツツジとラクスパーを合わせ、ボリュームたっぷりの花束が完成しました。
私にとって花は日々の暮らしに欠かせないものであり、大切な習慣。
自分の為に花を選び、しつらう・・・ということは癒しであり、それでいてささやかな贅沢なのです。
季節の花を育てたり、飾ることを小さな頃から一緒に楽しんできた子供たちは、事あるごとに素敵な花を選んで贈ってくれるようになりました。
優しい気持ちを持ってくれて、嬉しく思います。
さて先日、両親が我が家に来てくれました。
家族みんなで顔を合わせるのは本当に久しぶりのことで、元気そうな様子にお互いほっと一安心。
チーズを生ハムとサーモンで巻いたもの。
シーフードが好きな両親に用意したのは、海鮮をたっぷり使ったサラダ。
アクセントにナッツをトッピングしています。
スライスオニオンとガーリックチップを乗せたマグロのたたきは、バルサミコ酢風味のドレッシングでいただきます。
イカや海老を加えて炊き込んだパエリアは、おいしい出汁が出て、とても喜んでもらえました。
デザートはクレームブリュレ。
ガスバーナーを使い、目の前でキャラメリゼするパフォーマンス付きで、大いに盛り上がりました。笑
おいしいものを食べながらの笑顔溢れるテーブルは、私が思い描くシアワセの一番の象徴かもしれません。
これからもたくさんの笑顔を見るために、おいしいものを作り続けたいと思います。
「季節の花とテーブルと」は今回が最終回となります。
長い間読んでいただき、ありがとうございました!
またどこかでお目に書かれたら嬉しいです。
末森陽子
ブログ 「la fleur ラ・フルール」 http://lafleury.exblog.jp/
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