パートナーがほしいと言いつつ、「セックスはしたくない」「茶飲み友だちがいい」という女性がいますが、私の経験では、セックスなしの関係はあり得ないと思っている男性ばかり。ちょっとでも痛がったり気乗りしてないことを悟られたりしたら、相手は敏感に感じて「退場」します。おひとりさまでいたくなかったら、CKK(膣カラカラ)問題(第5回参照)は避けて通れません!
ここ数年は男性の婦人科医に行っているのですが、そのドクターに性交痛について相談すると、「いちばんいいのはセックスすること。やればやるだけ痛くなくなる」。当時は相手がいなかったので、相手がいないのにそんなこと言われても!と思いました。
そうこうしているうちに、アーユルベーダ式のマッサージをする友人の友人が、膣マッサージもする、と知りました。
膣マッサージって受けたことがなかったのですが、それで膣壁の伸び縮みが良くなって、性交痛が軽減されるならと思い、思い切って受けてみることにしました。
結果的に…私は受けてすごく良かったです!
それまで性交痛を感じると、「私がいけないのよね、長いことやっていなかった上に、私が歳をとって乾いているからなのよね」といつも自分を責めていました。
でも、その膣マッサージを受けて、ジェルやローションなしで十分濡れるとわかり、「なんだ、私が悪いわけじゃないんじゃない!相手がヘタだったんじゃない!」と思い、自分に自信をもてるようになりました。
この膣マッサージは、私が自分に自信をもつ上で、とてもプラスになることだったのです。
加えて、マッチングアプリで出会って何度かデートした男性で、「どんな女性でも時間をかけて前戯をしてあげたら絶対に濡れる。それをしないでローションやジェルを使うのは、その男がレイジー(怠け者)ということだ」と言った男性がいました。
そういうことを言った男性は初めてでしたが、その言葉にも救われました。その男性は、車が原因で私から離れていった人でした(第7回参照)が、そう言われただけで私は彼に出会った意味があった、私にはその言葉が必要だったのだ、と思っています。
前述の産婦人科医と相談して、女性ホルモンを補充する薬を飲んだ時期もありました。ところが、飲み始めて3週間後くらいから、生理が戻ってきたかのように出血するようになったのです。しかも、2週間ごとにきて5~6日出血が続くことに!これはとっても不便!この歳になって、また生理用品を買いに行くことになるとは思いませんでした。
「あと2~3ヶ月すれば出血しなくなるはず」と言われ続けても全然収まらないし、現在のパートナーとは問題がないので、お医者さんと相談して薬を止めました。「同じように出血が止まらなかった人はいますか?」と聞いたら、「過去に1人いたな」と言っていたので、ちょっと稀なケースだったようです。
いずれはお互い、セックスできる体でなくなる日がくるでしょうが、そうなるまでにお互いの絆をしっかりつくり、最後までいろいろなことを一緒に楽しんでできるパートナーがそばにいてくれたら、とても幸せなことと思っています。
*写真は本文と関係ありません