調べてみると、第1号店『IKEA船橋(現IKEA Tokyo-Bay)』が誕生したのは2006年、ライターの私が41歳の時でした。そのオープンを取材しているのですが、迷子になりそうなほど広い店舗に圧倒され、当時はまだ珍しかったおしゃれな北欧デザインにワクワク。しかも「これがこの価格!?」と驚くほどリーズナブルなことに大興奮したのを覚えています。
それから14年、待ちに待った初の都心型店舗『IKEA原宿』が6月8日(月)に開業しました! JR原宿駅の目の前、複合施設『WITH HARAJUKU(ウィズ原宿)』の1.2階です。
従来の大型店舗と違うのは、「限られた居住空間」という都心部での暮らしのニーズに合わせた売り場づくりになっていること。ルームセットでは6畳など限られたスペースの有効活用や、低予算で実現させるインテリア!なんてことを提案。約1000点の家具を展示し、リモートワークにぴったりなデスクもあります。
1Fはベッドや寝具、カーテンなどの「眠る」、収納や洗濯・掃除用品などの「整える」関連のラインナップのほか…
グローバルでも国内でも初!だという「スウェーデンコンビニ」があります。写真左のショーケースに並んでいるのは、日本ではIKEAでしか買えないスウェーデンの低アルコールクラフトビール。その左隣は植物由来100%のカップラーメン。
IKEAベア「ファブレル ビョーン」が小脇に抱えているのはおなじみのショッピングバッグの小型版「クノーリグ」。キーチェーンとジッパー付きで¥99と驚きのプチプラ、イエローは『IKEA原宿』の限定品です。ちなみに「ファブレル ビョーン」も¥199とプチプラで、我が家にも昔からいます(笑)。1つずつ顔つきが微妙に違うのも魅力なんですよね。
2Fにはソファやクッションなどの「くつろぐ」、調理器具やテーブル小物など「料理する」に関連した商品が揃うほか、スウェーデンカフェスペースも。
植物由来のフラットブレッドにベジソーセージやサーモンなどの具材をのせた「ツンブロード」は、世界中で『IKEA原宿』でしか楽しめない新しいメニューです。
新型コロナウイルスの感染予防・拡大防止対策のため、今しばらくは入場規制や時間短縮営業が実施されている状態ですが、思い立ったらすぐ行ける場所にIKEAが出来たのはうれしい限りです。
取材・文/佐藤素美