スローライフ&エコな製品がNYで人気!
プラスチックラップを使わずビーワックスの力で保存を
新型コロナのパンデミックで激変したニューヨーカーの暮らし。多くの人がリモートワークとなり、食事はテイクアウトか自炊がメイン。竹のストローや容器を必要としない石鹼状のシャンプーなど、物を大量に消費するよりサステイナブルでSDGs(エスディージーズ)暮らしへ―すなわち「持続可能な開発目標」な方向へとシフトしています。
そんな中、エココンシャスな消費者に人気なのが、ビーワックス(蜜ろう)を利用した食品ラップです。蜜ろうはミツバチが体から出すろうで、巣の材料となるもの。
「Bee’s Wrap ビーズ・ラップ」は、オーガニックの布にビーワックス、ホホバオイル、樹脂を染み込ませた製品で、プラスチックラップの代わりに食品保存に使えます。
布にビーワックスが施してあり、手の体温で柔らかく変形させて容器を覆います。冷えるとそのままの形が保て、冷水と石鹼で洗って繰り返し利用可能。
抗菌作用があるのも特徴で、冷水とマイルドな洗剤や石鹼で洗えば何度でも再利用でき、1年ほど効果が持続。
使用したあとも生分解性で土に還ります。野菜、パン、チーズ、果物などを包むのに適していて、下の写真のように、カラフルでデザインがかわいらしいのも特徴。
大小さまざまなサイズが。ミディアムサイズ1枚$6.60、大中小の3枚セット$18、とめひもがついたサンドイッチ用ラップ$11
こんな小さなことからプラスチックの廃棄を減らせます。できることから、SDGsな暮らしを始めてみませんか?
取材・原文/黒部エリ