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「ブックサンタ2021」のチャリティ参加で実感! 子どもたちに本を「贈る幸せ」

オチャリーナ

オチャリーナ

お茶好き、カフェ好きで、お茶のんで仲間とおしゃべりするのが至福。
コリ症、冷え性なので、鍼とかお灸で癒しています。
一番最近の担当は、翻訳のシリーズ本『こんにちは! 同意』&『こんにちは! 生理』。既刊の絵本『子どもを守る言葉「同意」って何?』も含め、「自分も相手も大切にする関係」に役立つ本を手がけたいと思っています。

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さて12月も半ばとなると、街はすっかりクリスマス!

通勤やお散歩の折にも、いろんなところで素敵なクリスマスの飾り付けを見かけるようになりました。

 

丸の内仲通りはライトアップもされて、気分もアガります

 

クリスマスといえばプレゼントですが、我が家のメンバーや親戚なども大人ばかりになり、クリスマスはいつしか、前後の週末のごはん会のみに。プレゼントも手土産程度で、厳選しての「贈り物」の機会も、いつしかなくなってしまいました。

 

でも、プレゼントに沸く街や、雑誌の特集などを見ると、プレゼントって、もらうのも嬉しいけど「贈る幸せ」もあるんだよな、とも。特に子どもたちに喜ばれそうなものを選んで贈るのって楽しいよね、と思います。

 

そんな中で、ふとネットで目にしたのがこんな企画。「コロナ禍で困っている子どもさんたち」に本を贈るチャリティがあるんです!

「ブックサンタ2021」という、誰でも気軽に本を贈れるチャリティ企画がそれ。しかも「サンタが本を届ける」趣向というので興味しんしん!

 

店舗から参加してみました。贈る本を選ぶのも、すごく迷うけれど楽しい時間!

 

さっそくサイトを見てみると、意外なほど気軽に参加できそうです。

サイトの一覧にある、提携している「パートナー書店」さんのリスト内の好きな書店さんに行って、自分で本を選んだらレジに持っていき、会計のときに

「ブックサンタでお願いします」

と言うだけ。

 

 

しかも、お届けするのはボランティアさんが扮する「サンタさん」だというから、楽しそう! 届ける先は、すでに行われた募集に対して応募されたご家庭や施設などのお子さんたちだそうです。

 

さっそくワタシも! と、リストにある書店さんに出かけました。

訪れたのは、児童書のセレクトが充実していると定評のある、丸善 丸の内本店さん。児童書のコーナーは3階です。

 

 

丸の内オアゾの3階。吹き抜け側入り口から見ると、正面が児童書コーナーです。このあたりには絵本がたくさん! *以下、店内の写真は、店舗の了解をいただいて撮影・掲載しています

 

 

児童書売り場は、さすがのスケール感です! 「どこからでもいらっしゃい!」と言わんばかりの(言われてませんが・笑)多彩な品揃え。

 

何列も並ぶ、奥行きのある児童書の書棚に、「元子ども」大興奮! 迷うのも楽しい時間

 

ギフトブックフェアのコーナーも。この規模で3連くらいありました(~12/25)

 

 

絵本に児童文学、社会を考える本や趣味の本など…。幅広くありすぎて悩む〜〜〜❗️ と、思いましたが、やっぱりいざ贈るとなるとまず選ぶのは、「自分が好きだった本」かな。

ただ、受け取るお子さんの状況もそれぞれ違うだろうな、と考えると「最後は家族で楽しく過ごしました」みたいなものが向いているとは限らないぞ、と思ったり、性別に関係なく楽しめるものがいいかな、とも。

 
 
ということで、いろいろ迷った末に、ふと思いついたのは、大好きだった「まりーちゃん」の本。初版年が古〜い本ですが、ちゃんと見つかりました!

シリーズで出ていますが、その最初の作品、『まりーちゃんとひつじ』(岩波書店)を、まず1冊めにセレクト。

 

店内用のカゴに入れたところ。泣いてるまりーちゃんの表紙もかわいい!

 

この本は、キュートな絵とおはなしがたまらないんです❣️  本を開けばいつでも、どこにいても、まりーちゃんとひつじのぱたぽんのいる素敵な世界にワープしてしまいます。「繰り返し」のリズムが楽しかったり、おはなしの「オチ」も微笑ましかったり。小さな頃のワタシは、今で言う「ホッコリ」した気持ちになったのでしょうか。何度も何度も読み返してました。

 

せっかくなのでもう何冊か贈ろう、と選んだのは、これからの時代を生きる子どもさんたちに勇気やチカラが湧いてきそうな本、です。

今、ワタシの身近に子どもがいたら、ぜひプレゼントしたであろう本『女の子だから、男の子だからをなくす本』(下写真・中、エトセトラブックス)を選びました。

 

選んだ本は全部で3冊。真ん中が『女の子だから、男の子だからをなくす本』!

 

この本は、タイトルの通り「ジェンダーによる決めつけ」や、その背景にある社会の偏りや思いこみを、楽しい絵とわかりやすい言葉で説明して、日常のモヤモヤを気持ちよく吹っ飛ばしてくれる本!です。「女の子へ」「男の子へ」と、それぞれのパートがあったり、社会のこと、家のこと、からだのこと、性別のこと、恋愛のことなど、いろんな方向から楽しくテーマが繰り出されて、大人のワタシも読むたびに目ウロコです。

 

もう1冊「おまけ」に、ワタシが担当した本『子どもを守る言葉「同意」って何?』(上写真・右、集英社)も。

「自分」を守り、相手のことも大切にするための考えかた、感じかた、行動のしかたを、ユーモアたっぷりの絵とマンガで具体的に伝える本です。

 

この2冊とも、日常はもちろん、迷うとき・困ったときに、思い出して手に取ってもらいたい本、と思って選びました。

 

手続きは「レジでひとこと」言うだけ。オンライン書店から「ポチっと」でもOK

 

レジに持っていき「ブックサンタでお願いします」と言うと、「はい、『ブックサンタ』ですね!」と受け取ってくださり、普通に支払いを済ませます。購入した本は、「では、こちらでお預かりします!」とそのままレジの奥へ・・・!

あまりの簡単さに一瞬「あ! そうなるのか」と驚いたくらい簡単でした。慌てて見送りながら、「本読みたい子、待っててねぇー!」と、お子さんたちに手を振りたい気持ちに。

 

すると、「寄付をされた方にお渡ししています」、とレジで渡されたのは、かわいいオリジナルステッカーとサンクスレター。

 

重なってしまいましたが、上方にあるのがシール。夢のあるイラストがいいですね

 

サンクスレターには、寄付した人だけが見られるサイトの案内があり、活動の進捗報告などが見られるようです。わーい、楽しみだなあ!

 

パートナー書店さんが近所にはない場合や、近くにあっても雨が降って出かけたくない時などには、専用の「寄付しかできないオンライン書店」からも参加できます。このオンライン書店さんにある本の一覧から贈りたい本を選び、購入するだけ、という手軽さ。寄付だけするのもOKです。(いずれも支払いはクレジットカード) 匿名での寄付も選べます。

 

この一覧リストを眺めるのもまた、楽しいもの。もうリアルで寄付したワタシも、「この本もいいなあ!」と思った本がいくつもありました。

送る対象別の「乳児」「幼児」「小学生」「中高生」の4カテゴリ。やわらかな心に、素敵な本がたくさん届きますように!と、願います。

 

そのほかに「クラウドファンディングから寄付をする」というチョイスもあり、本を届ける「サンタさん」になるボランティアや、ブックサンタの仕組みを支える「継続サポーター」も募集中とのこと。

それぞれの形で本を通じてつながって、子どもさんたちが安心できる人や社会の輪が大きくなるといいな、と思います。

 

今年のチャリティの最終受付日は24日! 6万冊(!)に達すると早期終了、ということですが、HPには「まだまだ余裕がある」状況、とありました。

興味を持たれた方はぜひチェックしてみてくださいね!

 

 

丸善 丸の内本店さんの店内にも、ポスターが貼られていました

 

 

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