こんにちは小野アムスデン道子です。東京からひかりで約40分の熱海、こだま利用の乗り換えで約1時間10分からという伊東は、手軽に行ける王道の温泉地。親子2人の大人旅、ただ温泉につかるだけでは面白くないと、星野リゾートの2施設に滞在しました。
まずは熱海から無料シャトルバスで約20分、海と熱海の街並を一望できる高台にある「星野リゾート リゾナーレ熱海」に到着。ロビーにある子供も楽しめる「クライミングウォール」や樹齢300年を超えるクスノキのツリーハウス、地上9mの樹上アスレチックが楽しめる「森の空中基地 くすくす」など、幅広い世代で楽しめる施設の充実ぶりに定評のある施設です。
大浴場もヒバの木と伊豆石の2つの内風呂が2種類、そして海に向けてインフィニティのような半露天風呂がとても寛げ、絶景を楽しめる温泉に大満足。
そして、2019年4月にリノベーションで誕生した客室「テラスリビングコーナー(137.5㎡)」と「テラスリビングスイート(158㎡)」の解放感がすごいのです。両タイプとも定員6名なので、3世代で来たり、仲良し友人家族で泊まっても余裕です。広々としたテラスでの心地よい時間は、リゾートの醍醐味。
驚かされるのは、最上階にある白砂を敷いたビーチ!「ソラノビーチBooks&Cafe」と名付けられていて、こちらも絶景スポット。大人旅にうれしいのは、21時から23時までは12歳以上のゲストのみが落ち着いて利用するスペースになること。
また、季節によっての様々なアクティビティが企画されるのも楽しみの一つ。通年で催される熱海海上花火大会の日には、浴衣を着て、花火大会をイメージしたメインダイニングで生演奏を聞きながらお食事、プロカメラマンによる撮影までついているという1日1組限定の特別プランも。(大人1名72,211円~(1泊2食付/2名1室利用時/税・サービス料込み)。
秋(2019年10月12日〜31日)には、ハロウィンの催しも様々。
海鮮ラーメンをはじめ驚くほどの品数がでるブッフェレストランの朝食は、好きなものを好きなだけ。いくつになってもうれしいスイーツやペストリーにも、気持ちの上がる朝が過ごせました。
星野リゾート リゾナーレ熱海 https://risonare.com/atami/
次の日は、伊東駅から海岸沿いに徒歩で10分(タクシーで約5分)の「星野リゾート 界 アンジン」へ。こちらは、船のデッキを思わせるアプローチがちょっと隠れ家的で大人な感じ。“アンジン”の名は、目の前の海辺に船で漂着した英国人航海士“ウィリアム・アダムス(日本名、三浦按針)”に由来していて、宿のテーマも船旅です。
ストライプのソファにテーブルの上には帆船模型。1階にあるトラベルライブラリーでは、コーヒーやハーブティーなどを片手に寛げます。
全室が海を望むという客室に案内されると、大きな窓の向こうにははっとするほどの眺望が広がります。ウッディな内装は、実際の船のパーツなども使われ、スタイリッシュながらとても落ち着きます。
内風呂、露天風呂とも海がすぐそこという眺望がなんとも美しく。温泉と眺めの両方を堪能できます。
湯上がり処では、伊豆名産のぐり茶のほか15時〜18時にはタップで楽しめる生ビールも。船の甲板をイメージしたサンブエナデッキで海風に吹かれながら楽しむこともできます。
金目鯛をはじめとする伊豆ならではの海の幸がふんだんに使われた会席料理の夕食は、次に出て来る品が楽しみ。
八寸やお造りは、英国のハイティーツリーを思わせる器で出て来ます。
夜、界では“ご当地楽”というその土地土地の特徴的な文化を楽しむための催しが開催されます。「星野リゾート 界 アンジン」では、ここの前の海に漂着した“ウィリアム・アダムス(三浦按針)”が“青い目のサムライ”と呼ばれ、伊東の地で日本最初の西洋式帆船を造船するまでを、ドラマのように語る催しがロビーで開かれます。
20時〜22時は、ナイトラウンジになって英国などのリキュールやチョコレート、ノンアルコールのドリンクが用意され、親子でゆっくりできるのもうれしいサービスでした。
部屋に帰って寝心地のよいベッドに親子ともバタンキューでしたが、はっと早朝に目覚めた時のサンライズの美しさに感激。
たった2泊3日でしたが、東京からちょっと出ただけで、海と温泉、朝から夜まで飽きないいろいろなもてなしを満喫した大人親子旅でした。
星野リゾート 界 アンジン https://kai-ryokan.jp/anjin/