もうどこか行かないと煮詰まっちゃってる!! とにかく癒されたい!
そんな時は、島旅。しかもあまり人の多くない、のんびり癒されるところに行きたい!
向かったのは竹富島。東京からだと直行便で石垣島に飛び、そこから高速艇で15分ほどと、八重山諸島の中では行きやすい距離。周囲が9.2キロというこじんまりさなので、着いてしまえば忙しない移動とは無縁の心地よさです。
高速艇で島に向かうときの見事な空と海の青が、旅情を掻き立てます。
ロビーに着くなり、ゆったりと島時間が流れていることが感じられて、気持ちがほぐれていきます。
普通、リゾートやホテルは、新しいところに惹かれるところもあると思うけれど、こちらは今年10周年。
でも、スタッフの何人もがまわりの集落に家を借りて住み、地域の行事を手伝ったり島の人とも交流を深めているからこそできるプログラムなどもあって、10年という時間があってはじめて、このホテルの今の心地よさが生まれたのだと気づかされます。
文化と歴史を紐解き、島に愛着を持って「竹富島であるべきホテル」の姿をスタッフが作り上げてきた、その雰囲気の良さと「味のあるホテルの様々な仕掛け」を楽しめると、より想い出深い滞在につながりそうです。
そんな星のや竹富島は、約2万坪という敷地に作られた、琉球赤瓦の集落。島の家々と同じような造りです。
では、極上の休息の場所に、入っていきましょう。
竹富島のひとつの象徴でもある白砂の路地と珊瑚の石垣の塀が続きます。朝、掃き清める風景が集落でも見られるけれど、ここもきれいに掃き清められていて、美しい! お部屋まではカートで送ってくれますが、滞在中は、花咲き乱れる道を歩くだけでなんだか癒やされて、雰囲気もより味わえます。
集落の中央には、24時間入れる加温式プール。春夏秋冬泳げるのは嬉しい! この形だとなぜかゆったりした気落ちで、浮かんでゆる~く泳いだりして過ごしたくなります。深さがかなり違い、浅いところも広いけれど、意外と真ん中が深く、140㎝あり、おとなでも子供でも楽しめる作りです。
集落の中心になる井戸を囲んでコミュニティが成り立っていた島の生活の象徴のようなプール。眺めていると、時間の経過とともに光が移ろい、様々な表情を見せてくれます。
プールサイドにはいくつかのパターンのソファが。思い思い、中にはワーケーション的に資料を読んでる人もいたり。
路地に戻って進むと、伝統建築の琉球赤瓦と漆喰の屋根がそこここに見えて来ます。
入口には、目隠しの石積みの衝立て、ヒンプンがあり、これを回り込む形で建物に入っていきます。
大きな窓がいい感じ! 竹富島の伝統的な造りで、構えた玄関はなく、脇の戸を開けて入るスタイル。
ガジョーニという部屋は、フローリング。南向きに面した大きな窓から光が入るリビングが開放的で、ゴロゴロできる奥のソファはお昼寝にも最適!左の障子の向こうが寝室になっていて、奥まっているのでとても落ち着けます。
南から北に風が抜けていく造りは、どの部屋も共通で心地いい!!
フローリングの部屋の真ん中に鎮座するバスタブ。窓を開ければ半露天で、島特有の薬草(ハーブ)などを入れて天然のハーブバスにして、風を感じながら入るのは、至福の時間!
ここも朝、昼、夕方、夜とそれぞれの時間の雰囲気が変わります。バスタブに入って写真を撮る人が多いのもわかるフォトジェニックさ。
キャンギという、琉球畳の部屋にもお邪魔。琉球畳が足裏に気持ちよく、ゴロゴロしたり、とってもほっこり和めます。
プールから上がったところにある「ゆんたくラウンジ」は、ライブラリーやショップもあり、「命草」から作ったお茶など、いくつかの飲み物やおやつなどのサービスとともに、ゴロゴロできたり、三線(さんしん:沖縄の三味線)と唄が楽しめる「夕凪の唄」の時間があったり、イベントなども楽しんだりできる場所。
この一角に昔ながらの機織り機が置いてあり、ミンサー織りに触れる「織りあそび」ができるのも、ホテルの歴史があればこそ。
この日は、地元の機織り職人でミンサーの歴史と伝統を伝える竹富民芸館を経営なさっている、島仲由美子さんが顔を出してくださいました。会えただけでも感激なのに、いろんなお話を伺いながら手ほどきをしてくださるという貴重な体験ができて、人のつながりゆえと、しみじみ感謝したのでした。
体験するのは、縦糸の張られた機織り機に横糸を通していく行程。
手間をかけて染め上げられた糸をいくつか選び、機織り機に通して、手足を使って織っていきます。
初心者なので、栞にしました。小さいので、自分で織った横糸が黄色、青、白の縦の柄になってる方です。これなら30分もかからず仕上がります。
こういう受け継がれてきた伝統や人に触れられるのも、心に残る体験です。
私が感動した、これからの季節にお勧めなのが、「星降る夜のてぃんがーらピクニック」。
竹富島を含む八重山諸島は、2018年に、国際ダークスカイ協会に「星空保護区」認定されています。
つまり、暗い夜空に無数の星が見られるいうお墨付きの場所。その中でも、敷地から歩いて5分ほどの、夜は人も来ない静かな「アイヤル浜」で、星のよく見える新月の前後数日に、一組だけで実施されるこのピクニックは、最高の贅沢。
森を抜けて、点在する灯りの道を辿っていきます。
草むらの先にいきなり現れるのは、白い砂浜の先に見えるこのゆったりソファ。なんとロマンティックなシチュエーション!
このランプがなんとも良き雰囲気を醸し出しています。
波打ち際の少しだけ手前にしつらえられた、誰もいない真っ暗な海辺のソファに寝そべって星を観れるとは、と思っていたら!
大人のピクニックプレートが運ばれてきました!
ますは、ブルーのスパークリングに驚き🟦 シャンパーニュクーラーにボトルもさしてあります。
目が慣れると、島ラッキョウや青パパイヤ、紅芋などの色とりどりの島野菜と、島豆腐のクリームや粟味噌などのディップがきれいに並んでいました。まさに天の川プレート!
グラスを傾けながら、一通りつまんで寝そべると、空には満天の星。天の川も見えます。
「石垣島・美ら星マイスター」は、八重山の星空とエリアの魅力のガイドさん。星のや竹富島にもおひとりいらして、まー、それはそれはお詳しいこと!! その星博士が星にレーザーポインターを当てて解説してくれるのですが、 88星座のうち、84が見える竹富島。天の川も見えるし、キリがないくらい、いろんな星座が楽しめます。これはまた行きたい特別な体験。
夕焼けのプールも美しい!
お食事、スパ、そのほかのこの地ならではのメニューは、また次回!
星のや竹富島
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