こんにちは小野アムスデン道子です。
久々の海外取材へ。行き先はシンガポールです。成田・羽田・中部・関西・福岡から直行便で、6時間半から7時間ほど。早くからの入国緩和で海外からの渡航者も増えて賑わっていました。
宿泊したのは、シンガポールの目抜き通りオーチャードに2022年2月に開業した「ヒルトン・シンガポール・オーチャード」。2023年2月には4つの新カテゴリーからなる446室が加わり、全1080室で客室バリエーションも豊富です。アジア太平洋地域最大のヒルトンだけあって、館内には美味探訪ができる5つものレストランやバーがあります。お土産やアジアの食料品の購入に便利な高島屋、シンガポールの新進気鋭のブランドがいっぱいのデザイン・オーチャードなどがすぐ。ショッピングにも最適な立地です。
シンガポールの中心地にありながら、近くにはユネスコ世界遺産のシンガポール植物園もあります。オーチャード(果樹園)という名前からもうかがえるように、昔は果樹や木々が生い茂っていたところ。オールデイダイニングの「エステート」にはそんな歴史を感じるモチーフがインテリアに使われています。ビュッフェは、朝だとウエスタンのお料理にインドのカレー、インドネシアのナシレマ、中華のお粥と多民族のシンガポールらしくバラエイティ豊か。スムージーやベジタリアンメニューが充実しているのもうれしい。
世界的な有名店「チャターボックス」も要チェック。3つのソースで味わうチキンライスは必食です。ラクサ(スープ麺)はなんとロブスター入りで、ホーカー(屋台)の料理がホテルならではのアレンジで出てきます。濃厚なココナッツアイスクリームのデザートも人気。
セレブリティシェフのレストランも2つ。ミシュラン1つ星ロザンゼルスのナンシー・シルバートンのイタリア料理「オステリア・モッツァ」と、6年連続でミシュラン2つ星という陳健太郎の「四川飯店」。イタリアンは、自家製のニョッキやパスタの力強いソースの味が印象的でした。店内のモッツァレラ・バーもおすすめ。
四川飯店は、非日常感あふれるインテリアの空間にまずうっとり。そして陳建一から引き継いだ伝統の味を提供しています。麻婆豆腐のしびれる辛さとおいしさはぜひ経験して。
最後にセイボリー(甘くないお菓子)もスイーツも飛び切りのおいしさの「ジンジャー・リリー」。充実のアフヌーンティーも、ミクソロジスト(野菜、ハーブなどを使ったカクテルを作る人)のセンスが光るバーもおすすめです。華麗なフラワーアレンジメントに迎えられ、飛び切りの時間が過せます。