軽井沢駅から徒歩で行ける「軽井沢安東美術館」で、藤田嗣治の作品を鑑賞
軽井沢北口駅から徒歩で約8分の「軽井沢安東美術館」は、エコール・ド・パリを代表的する画家として有名な、藤田嗣治の作品だけを展示する個人美術館です。安東泰志氏と奥様の恵夫妻が20年に近くわたって蒐集し、自宅で飾っていた約200点のうち、現在、120点ほどが展示されています。
ガラス張りの空間が心地よいエントランス、中庭を囲んだ展示室は藤田嗣治の人生をたどり、時代ごとに壁の色が変わります。渡仏して「乳白色の下地」を完成させた時代は緑色、パリから中南米、日本、ニューヨークと旅する時代は黄色、再び渡仏してレオナール・フジタとして生きた時代は青色。画風や描く対象の変化も見てとれます。
2023年9月12日までの企画展「藤田嗣治 猫と少女の部屋」は赤色。ソファなどが置かれて、コンセプトである「安東夫妻の自宅」に招かれたような気分で作品を味わえます。猫たちがユーモラスな《猫の教室》(1949年 油彩、キャンバス)や少女たちの絵もいっぱい。
お天気がよければ浅間山を一望できるラウンジや美味しいコーヒーや紅茶とケーキが楽しめるカフェも併設され、時間がゆっくり流れる感じです。
宿泊は、ミュージアムから歩いて数分の「ホテルハーヴェスト旧軽井沢」へ。
クラシカルな佇まいと全面がガラスで吹き抜けのロビーラウンジ、緑に囲まれた別荘地の雰囲気にひたれます。
温泉あり、室内温水プールありと施設も充実。客室は40㎡以上とゆったり。テラスのある客室では、朝、優雅に外でコーヒーも。
レストランのディナーブッフェの品数や充実度がまたすごい。
この日は、目の前で切り分けてくれるローストビーフや揚げたての天ぷら、信州の生蕎麦や佐久平の赤米を使った信州サーモンのにぎり寿司など地元にこだわったメニューも。デザートは、AIバウムクーヘン職人がユーハイムのマイスターレシピで焼き上げる「焼きたてバウムクーヘン」が子供たちにも大人気。
朝も、洋食はオムレツステーションに数々の焼きたてパンやサンドイッチまで、和食コーナーには蕎麦やカレーも。外の緑が美しい席でゆっくり楽しみました。