2024年にもAAホスピタリティアワードでロンドンのホテルオブザイヤーに輝いた、THE DORCHESTER, The Dorchester Collection(ザ・ドーチェスター、ドーチェスター・コレクション)。
ロンドンで最も有名な公園ハイドパークのそば、一等地メイフェアに建ち、セレブの定宿として、また世界最高峰ホテルの中でも格式があるとして知られています。
ドアマンもいかにも英国な雰囲気! 当然ながら、とてもジェントルマンです。
エントランスから気持ちが上がります!
ザ・ドーチェスターは最も正統派ロンドンを感じられる場所ですが、2024年中に終える改装を機に、客室を1931年開業当初の250室から238室に減らし、さらにラグジュリーに。
フロアごとのテーマカラーを決め、上品かつ遊び心のあるデザインにアップデートしていて、なんとも魅力的になっていました! 映え感、半端ないです。
泊まらずともロンドンを最も満喫できるスポットが充実! 見逃す手はありません。
ロビーから中に入ると、この世界観。思わずシャッターを切りたくなります。このプロムナードで、アフタヌーンティーが供されます。
スパロビーは優しいピンク。華やかさを兼ね備えたラグジュアリーなスパの象徴でもあります。
ロビーに、ドーチェスター・ローズの映えスポット。
思わず座ってシャッターを切りました...
リラクゼーションルームはなかなか他にはない重厚感のあるブリティッシュ。
トリートメントのメインプロダクツは、ishga。セラピストのクオリティの高さでも評価されています。
気軽に体験したい人は、マニキュアルームはいかがでしょう?
部屋は、スイートなどサイトを見ているだけでうっとりする上質さ。
色や、壁紙のデザインがラグジュリーなブリティッシュさを醸し出しています。こちらはデラックスパークビュー。全19カテゴリーです。
新しいバトラープログラムも導入されたので、さらにステイのクオリティは上がっています。
またお勧めなのが、外から直接入れる1階のCake&Flowers。
オリジナルのケーキやチョコレートと、花とシャンパーニュが買えるショップです。なんと行き届いたコンセプト。
10数種類のチョコレートは季節のものなど魅力的な名前が多く、甘すぎない大人の味わい。ギフトボックスや紙袋も素敵なデザインです。全種類食べてみたくなりました。お土産にもぴったり。
また是非体験していただきたいのが、バー。
ベテランバーテンダーのジェイクさんです。
佇まいから話し方、バーやカクテルの歴史と説明なども、洗練の極みといった印象。イギリス、ロンドンのバーならでは。ここでアペリティフかディジェスティフを体験すると、ロンドンフレーバーで体中が満たされます。
1932年からレシピが守り続けられているオリジナルカクテル。
澄んでいてすぅーっと沁み入り、バランスも絶妙、エレガントで完成されています。
ヴェスパー・バーには、ステーキやサンドイッチなどのメニューも。
また、ザ・ドーチェスターは入っているレストランのクオリティも高く、フランス料理はアラン・デュカス、広東料理はチャイナ・タン、それにザ・グリル・バイ・トム・ブートンというラインナップ。
トム・ブートンは、30代になったばかりで伝統のザ・グリルの料理長に抜擢され話題になったのですが、この日は不在。
牛肉のタルタル、ラディッシュ、牛テール、黄身のコンフィ。
美しさで伝わるかと思いますが、黄身のコンフィと合わせたタルタルのクオリティも高く仕上がっていました。
ヒラメやホタテ、ラムも、ハーブや野菜とのバランス、火入れともにシンプルモダンにまとまっています。右にちらと写っている、スティック状のチップスが最高のさくさくさで病みつきになりそう。
リニューアルしたザ・ドチェスター、どっぷり英国らしさに触れたい方は、チャンスがあったら是非、訪れてみてください。
THE DORCHESTER、The Dorchester Collection
それと、古い教会を改装したマーケットが今、話題です。
ザ・ドーチェスターから歩いて10分ちょっとの同じメイフェア地区にある、フードコートでもあるMercato Mayfair。
古い教会を改装していて、吹き抜けとステンドグラスが迫力ある空間です。
地下から屋上まで、各フロアに鮨から、ラーメン、肉にパスタ、ピザ、タイ料理、スイーツ、ワインまでさまざまな店が並び、地下にはビール醸造所も。
一階と屋上にある程度広いイートインスペース、あとは各フロアにもイートスペースがあります。どこもいっぱいで、人気のほどがうかがえます。
このメルカトもタイミングがあれば、是非。
混みそうな時間を少し外していくといいかもしれません。