「キレイになりたい」と「キレイになる」は違います。
だから「なりたい」ではなく「なる」と決めてください
~書籍「十和子道」P51より~
<担当編集者からみたこの言葉の背景>
十和子さんは「決意の人」だ。
「信念の人」と言い換えてもいいかもしれない。
「~だったらいいな」とか「~になればいいな」と言うのをきいたことがない。
だから美容についての今回の格言が生まれたのだが、このスタンスは美容のみならず十和子さんの人生の指針でもあるように思う。
それを象徴するひとつが結婚だ。
20数年前十和子さんが誉幸さんと婚約したとき、それこそ日本中が反対した。
朝のワイドショーはいうにおよばず通勤電車で見る週刊誌の中吊りやスクランブル交差点の巨大ビジョンに映し出される芸能ニュースまで十和子さんの婚約をスキャンダラスに取り上げていた。
そのせいか十和子さんの連載を担当しているというと、今でもよくきかれるのが「あの夫婦って本当はどうなんですか」。
つまり、俗にいう〝仮面夫婦〟かどうかをききたいらしい。
「仲いいですよ。二人でひとつっていうくらい、いつも抜群のチームワーク」
私がそう答えるとあからさまに拍子抜けする人さえいる。
そして決まってこうつぶやく。
「へぇ意外、なんで(結婚生活が)続いてるんだろう」
その答えは人によって違うだろうが、私の答えはこうだ。
「長年取材しているとわかるんですが、十和子さんは決意の人。
結婚についても幸せになりたいっていう願望じゃなくて、幸せになるって決意して臨んだからじゃないでしょうか」
(↑ふたりの娘に恵まれた君島家。写真の中の子どもたちも年々大人に/「十和子道」P93より)
(↑誕生日や母の日に子どもたちから贈られた手紙やカード/「十和子道」P95より)
「なりたい」ではなく「なる」。
美容だけではなく人生においてもその違いがいかに大きいのか私は十和子さんから学んだ。
撮影/本多佳子、冨樫実和
*オールカラー、自宅で撮影、オール私服、収録写真400点
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