最近、短気になったような気がします。
すぐイラっとするし、ちょっとしたことでも地味に感動して涙がすーっと出てきてびっくりしたり、感情の表し方が素直になったというか、我慢するのがめんどくさくなったというか、早い話が歳をとったんだと思う。
歳をとると子供に戻ってだんだんわがままになるって話をたまに聞くけど、もしかして私ってそのタイプかも。マズイな。
最近、よく《無敵な人》って言葉を聞きます。
敵なしの凄い偉大な人かと思いきや、失うものが何もない、恥もなければプライドもない、どうせもうすぐ死ぬからなんでもしてやると言う、まさに怖いものなしの老人のことらしい。
確かに…それは怖い。守るものがないってことはヤケクソができるってことで、確かに恐るべきは《無敵な人》だわ。
ん?待てよ、ってことは、人として生きていく為に必要なものは、大切なもの、守りたいもの、家族でも仕事でもプライドでも愛でも夢でも、もちろん金でも財産でも、とにかく守りたいものがなくなったら人は生きていく気力がなくなるってことじゃない!
反対に、守りたいものの為には何でもできる、時には命すらかける人もいるし、生きていく気力の源にもなるってことよね。
うう〜む今日の一条って、寄る年波みを感じているせいか、いかにして老後を生きるかと哲学してます(笑)。
結論としては、ヤケクソになってバカなことをして人生破滅させない為の防御策としても、守りたい大切なものも持っておくべしです!
昔、ペットを飼っていた時、『こいつ私がうっかり死んだら誰が面倒を見るんだろう?とりあえず、こいつが生きている内は死ねないな』って確かに思ってたわ。責任感を持つっていうのも《脱・無敵な人》対策としては有効ですね。
ってダラダラ書いてて思うんだけど、私、絶対《無敵な人》にならない自信があるわ。ほら何しろナルだし、自分が一番好きです!大切です!そんな私が一番怖いことは自分を嫌いになることなんだけど、えこひいきをすることが嫌いな性格なので、自分にも正しく評価をせねばと思ってます。
だから死ぬまで自分を好きでいられるよう、堂々と褒めてあげられるようにしなければと、セコイことでもいいから日々精進!!
3日前、ごぼうが安かったのでたくさん買って、笹掻きして、天日干しして、じっくり乾煎りして、生姜とシナモン混ぜてごぼう茶作ったら、美味しい! えらい私!やるじゃん私!
今日も平和です♪
「プライド」集英社文庫<コミック版>
取材・文/佐藤裕美