これは、「プライド」の菜都子ママの言葉ね。自分で考えといてこう言うのもなんだけど、本当に菜都子ママって、核心突いた、いいこと言うわよね(笑)。
とにかく他人と戦おうとすると、「どうしたらあの人に勝てるか」ということばかり考えてしまうでしょ?それやってると自分が得意なところから、どんどんそれていって、伸ばすべき自分の個性を伸ばしにくくなっちゃうんだよね〰️〰️これはマズイ!
すべての基準がその人になるから自分自身を見失うし、だいたい相手の土俵で闘っていては、よほどのことでもない限りその人を超えられないと思うのよね。
だから!基準はいつも己であるべきで、戦う相手も自分自身です。私は自慢ですが、いつもそうしてきました。
超えるべきは「昨日の私」。ライバルは「今日の私」。目標は「成功した明日の私」!う〰️どこまで行っても私、私、でかなり自己中的でキモいかもしれないけどですね、私は他人になりたいわけじゃなく、イケてる自分になりたいので、私の人生の中心はいつも私です。今の自分より良くなるためには、どうしたらいいかって、いつも考えてました。
これって、どうすればもっと自分を好きになれるかなって話で、自分は嫌いだけど幸せだわって言う人は、多分いないと思います。幸せになりたいのなら、まず自分の中の嫌なところを捨てて、好きなところを増やさなければ。でないと、幸せは遠いです。でも、周囲をみるとなぜかみんな人と戦っていて、他人と比べてばかりいるから不思議でしたね。
もちろんライバルは絶対いた方がいい。それも、自分よりちょっと上で頑張れば手が届きそうなライバル。これはいい刺激になるから、普段より頑張れます。でも、それはあくまで一時的なことであって、「その人に勝つ」を目標にしたらダメですね。
相手の土俵で勝負したら、自分を見失うだけなので、あくまでライバルは、ひとつの研究材料にすればいいと思います。「あの人はAが得意なのね」「どんなふうにしてAをやっているんだろう」「なるほど、こうやっているのか。じゃあ、私はこうしよう」という感じにあくまで自分を中心にして考えてください。
ライバルの技術も学習しつつ、自分自身の個性を伸ばすことで、自分だけの道がみつかるんだと思いますよ。
「プライド」集英社文庫<コミック版>
取材・文/佐藤裕美
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