最近、「懸垂バー」なるものをamazonで買いました。
突っ張り棒タイプの鉄棒で、両サイドに硬い壁があれば、自分で簡単に取り付けられるっていうシロモノなんだけど、怖くない?突っ張り棒よ!
私の全体重を突っ張り棒で支えるなんて、いくらなんでも無理でしょうとチェックしたら…200kgまでOKって書いてある。いやいやいや誇大広告だろう、嘘くさ〰️〰️と思いつつポチってしまいました。真相究明したいこの性格のせいで、何度ゴミを増やせば気が済むんじゃと、自分で ボケとツッコミをしてたら、来ましたよ「懸垂バー」。
結論から言えば、抜群の安定感で問題なし!
で、なぜ懸垂バーっていうか懸垂かって言うとですね、現実は残酷!背中がすっかりたるんだのよ!!真っすぐな背中が欲しいのよ!
腹のたるみは、日々教育的強制指導してたんだけど、腹に気を取られて背中まで気がまわらなかったって言うか、見なかったことにしてたんだけど、さすがに無視できない状態に到達してしまって…素直に事実を受け入れて降伏するか、最後の悪あがきをするかの決断をした結果、悪あがきをすることにしたのでした。
いろいろ調べたら懸垂は、だらしない背中を美しく引き締めるのに効果抜群。さらに二の腕やわき腹にも効くし、年齢とともに弱くなる握力も鍛えられる。まさに今の私がもっとも必要とする運動じゃありませんか!これはもうやるしかない。
そんなわけで懸垂だが、小…中学生以来やった記憶がない。
正しいフォームでは無かったが、3〜4回ぐらいは楽勝でやれた記憶があるから、とりあえずぶら下がるところから始めるか…とバーを握った瞬間!信じられないほどの重さが手にくいこんで、なんと3秒で撃沈!!うっそ━━!!!私ってそんなに重いの!?
自分の体を3秒しか支えられない握力で、体をバーの上に持ち上げるなんて神技ができる確率は果てしなくゼロですね。甘かった…ここまで体力が衰えていたのか…。
で、すっかり謙虚になった一条は、リハビリ握力トレーニングハンドグリップと、バーを握って手にマメができないよう、専用のプロ用グローブなるものもポチりました。
ちょっとした時間にハンドグリップをニギニギニギ。無理しないで地味にぶら下がりをやっていたら、今や15秒オーバー!よし!進歩はしてるぞ。
とりあえず1分ぶら下がれるようになったら、次のミッション斜め懸垂だが、ああ…果てしなく先が長い。この終わりが見えない屈辱的な戦いは、いつまで続くのだろう? 死ぬまでに1回も懸垂できないような気がするけど、あれ?よく見たら二の腕の振袖が少し減ったように見えるじゃありませんか!あっら〰️〰️なんてことでしょう♡
知らないうちに努力は報われているじゃありませんか♬
懸垂が二の腕の振袖に効くということは実証したので、次は大変な努力が必要だと思われる背中だ!どのくらい続けると効果が出るのか、真相究明したいが勝つか、へこたれてギブアップするか、一条の戦いは続く。明日はどっちだ!?
「有閑倶楽部 成金爆発娘」りぼん1985年11月号扉
取材・文/佐藤裕美
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