前回ご報告したけど、背中を引き締めるため「懸垂バー」を買って、毎日、自主トレしております。っていっても、たかが1分弱で強制終了なのだ。
理由は簡単。懸垂以前の問題で、15秒くらいしかぶら下がれない…そうです、記録が全くのびておりませぬ!手は痛いし、だんだんグレてきて、初めの勢いはどこへやら今や風前の灯火で、やめる言い訳を探し始めております。うっう〜ヤバいわ。
「継続は力なり」っていう言葉もあるけど、始めるのは勢いで突っ走れるけど、続けるのって根性がいるのよね。
例えばね、どうしても漫画家になりたいって人がいたとしよう。絵がヘタでも話が面白くなくても(程度によるけど)、強力なコネがあれば雑誌デビューできるかもしれない。ただ、運よく漫画家デビューできたとしても、多分続かないと思う。
2作目でやっぱ無理だわとあきれられ、ゴリ押しで3作目が載ったとしてもそこで終わりでしょうね。コネや運だけで続けられるほど漫画家業は甘くない!
しかもそのハードルって、年々高くなってるよね。だって漫画のネタって、ほとんど出尽くしてると思うし、いいアイディアが浮かんだと喜んでも、どこかの誰かが描いた作品に似てるとか…そんな中で新鮮で独創的な作品を作り続けるのは、実に実に実に!困難すぎる!!
もう普通の人間の話は出つくしてるから、霊界とか鬼とか化け物とか、地球外生命体のような存在をマイルールで作ってしまうしかないんじゃないかな。売れに売れまくっている週刊少年ジャンプを見てると、そんな気がいたします。全員普通の人間が出てるメガヒット作品は「スラムダンク」が最後だと思いますね。
これは音楽や小説や映画、ファッション業界でもいえると思います。ありとあらゆる作品が溢れ出てしまっている後、さらに作品を作るということがどれほど大変なことか…。
まさに早い者勝ちとはよく言ったもんで、早くデビューして良かったわとしみじみ思う 一条でした。これから創作活動でデビューしたい方、大変ですね。頑張ってね 。
というわけで、ダイエットにしろ、仕事にしろ、瞬発力は大事だけど、持続力はもっと大事という話なので…く〰️〰️やめる言い訳がしにくい。
「有閑倶楽部 PART1」りぼんオリジナル1981年春の号
取材・文/佐藤裕美
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