今回は、霊的な話なので、興味のない人はスルーよろしく!
以前も書いたけど、少女漫画家って、霊感の強い人が多いのよ。あの人もあの大御所も集まれば、いつの間にか霊的な話になって夜は更けていきまする。
なんでかなあと思ってた頃、有閑倶楽部のネタ集めに『新興宗教の教祖の作り方』とか『霊界の行き方』とか『3重スパイの〜』とかの妙な本を漁っておりました。そして! 一条は開眼したのであった!
修行僧がなぜアレほど肉体を追い詰めるのか!? 断食して、滝に打たれて、一心不乱に徹夜で祈る。とことん肉的要素を捨てて精神を集中すれば、心霊なる神に近づけるのではないかという野望に満ちた作業ではないか!?
つまり、人は「霊・魂・肉」で創造されているので、とりあえず肉体の三大欲“食欲・性欲・睡眠欲”を捨てれば霊魂が中心の世界、霊界に行ってしまうという話。コレはアリだと思うわ。だいたい漫画家になろうなんてヤカラは、小さい時から漫画ばっかり描いてて徹夜だってしてるはず。漫画ってとにかく描くのに時間がかかるし、ものすごい集中力で時間が経つのも忘れて描きまくるから、気がつかないうちに 霊的体験してる人って多いと思うよ。
私もいいんだか悪いんだか、霊感が強いので、お盆やお彼岸には雑霊にまとわりつかれて体調が悪くなったり、集中力がなくなってぼ〰️〰️っとしたりで迷惑かけられております。もちろん徳の高い霊もいるけど、そういう霊は、それにふさわしい人のために忙しく働いていて、そのへんをウロウロしているのは役に立たない雑霊がほとんどよ。
みなさんもお墓参りに行ったりした時に、うっかりそういう霊にまとわりつかれないようにね。自分がネガティブでいると、ネガティブな霊にとりつかれるし、「かわいそう」なんて同情したら、すがりつかれて面倒なことになるから、雑霊には毅然とした態度で接してください。
ちなみに「霊界24時」と言うのがあって、これを知っておくと、「霊活」に役立つかも(笑)。まず夜明けから15時くらいまでは良い霊が活動する時間帯で、頭もすっきりしているので、物を考えたり、勉強したりするのにおすすめです。一方、夕暮れは、「大禍時(おおまがどき)」と言って、地獄の釜の蓋が開いて、悪い霊が活動を始める時間。不吉なことが起こりやすいんですね。特に疲れていたり、ネガティブな感情にとらわれていると、そういう霊につりとかれて、ヤバいことをしでかすので要注意。
なかでも夜中1時~3時くらいは「丑の刻」と言って、魔界の時間がピークに達する時間帯。だから「丑の刻参り」って言うでしょう? 夜中に神社のご神木に、憎い相手に見立てた藁人形を打ちつけるというアレです。魔界の力を借りて人を呪い殺すには、この時間帯が一番適しているというわけ。
ただ、私もこの時間帯が一番仕事かはかどりました。突然、降って湧いたようにアイディアが浮かんだりして。きっと魔界の力を借りて描いていたところもあったと思うから、創作活動をしている人は、この時間帯がいいのもかも。 とはいえ、精神的に弱かったり、まいっていたりすると、やっぱり魔界に引きずられてしまうので、そこは気をつけて。
以上、一条流、霊活でした。ドン引きしてたらゴメン(笑)

「有閑倶楽部 丑三つ時の女」りぼん1989年2月号扉
取材・文/佐藤裕美
記事が続きます
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