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こんなことでストレスためてませんか?

田中ウルヴェ京

田中ウルヴェ京

1967年生まれ。ソウル五輪シンクロ・デュエット銅メダリスト。米国大学院修士(スポーツ心理)。メンタルトレーニング上級指導士。IOCマーケティング委員。IOC認定アスリートキャリアプログラムトレーナー。報道番組・企業研修・講演・著書多数

「大人なんだから」「相手は変わらないから」と、言いたいことを我慢したりあきらめたりして、何かとストレスをため込みがちなOurAge世代。そんな心のモヤモヤを整理するヒントを、メンタルのプロに聞きました。

 

心の整理術 こんなことイラスト

 

我慢したり、あきらめたり
するのが最もよくない

ストレスの多くは人間関係にあるといいます。大きなトラブルでなくても、日常生活の中のささいな出来事や会話からもストレスを感じている人は多いのではないでしょうか。

 

「ストレス自体は、決して悪いものではありません。例えば、アスリートが、ある目標のためにつらい練習を我慢する、といったストレスは自己成長につながります。また、ストレスがない人とある人では、ストレスがある人のほうが寿命が長いということもわかってきました」

 

と話すのは、メンタルトレーニング上級指導士の田中ウルヴェ京さん。

 

「大事なのは、その人にとってよいストレスなのか、悪いストレスなのかを知ること。〝自分がイヤだと思っているのに我慢する〞ことが最もよくないのです」

 

特に必要だというのが〝感情のおなら〞をすること。

 

「ストレスはなくせないし、なくそうとしなくていい。でも、アワエイジ世代は、我慢していることに気づいていない人も多いんです。『ストレスはない』と言いながら表情が硬かったり、いつも怒っていたり…。悪いストレスをため込むと、肩コリ、頭痛、不眠などの不調となって体に出てしまうので、感情のおなら=ガス抜きをしながら、ストレスとうまくつき合うことが大切です」

 

単なる気分転換とは異なる、学術的・実践的根拠に基づくウルヴェさんのメンタル術。ぜひ取り入れて。

 

 

 

 

次回は「ストレスをケアするstep1&2 :自分の感情を知る」をご紹介します。お楽しみに。

 

 

 

 

撮影/小山志麻〈ウルヴェさん〉 イラスト/かたおか朋子 取材・原文/矢沢美香(STRIPE) 撮影協力/白金imakara

 

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