「夫は何もしてくれない」「言いたいことが言えない」などのストレスを解消するには発想の転換が大切なのだそう。今回は田中ウルヴェ京さんにありがちなストレスを解決する方法を指導していただきました。
ウルヴェさんが指導
ありがちなストレスは発想の転換を!
私ばかりが家事をして、
夫は何もしてくれません
この手のストレスから抜けるには
他人に関心を持ちすぎないこと
「夫をどうにか変えたい、といった悩みは、人をコントロールできるという思い込みがあなたを苦しめているだけ。悩んでいる人に、私は『あなたもコントロールされたいですか?』って聞いたりします。『夫が』『◯◯さんが』と人に関心を持ちすぎるとストレスから抜けられません。その人なりの理由があることも理解してあげましょう」
言いたいことが言えなくて
ストレスがたまります
「空気を読むこと」「気遣い」は
誰のためにもなりません
「以心伝心とか、言わぬが花という言葉があるように、日本人は空気を読むことを美徳としている人が多いですよね。でも、お互いが違う目で見ていることを尊重しながら言い合える、というのがやはり一番の解決法。感情をコントロールする練習をすると、どんな言い方でどう伝えたらいいか、をきちんと考えられるようになりますよ」
ありがちなストレスの原因、続きは次のページへ。
何をするにも自信がありません
なでしこジャパンも実践する
自信のつけ方を教えます
「MyAge/OurAge世代は、自信が持てないという人が非常に多いのですが、自分ができたことを書きとめる習慣をつけてみて。『ひと駅多く歩いた』『靴を磨いてすっきりした』とかでOK。褒めるのではなく事実を書くのがポイントです。大きな成果や結果が得られなくても、その過程を評価するクセをつけることが自信につながります」
つい文句を言いたくなります
"こうあるべき"思考は
ストレスをためやすいですよ
「電車の中でマナーが気になってイライラ…。誰にでもあることですが、"こうあるべき"思考が強い人は、『これだから若い子は』『日本はおしまいかも』なんて、どんどん想像力をふくらませてストレスを募らせてしまいます。人を拒否していると楽しいことにも出会えないので、過度に反応せず、深呼吸などをして受け流しましょう」
次回は「ストレスケア/カウンセリングってどんなところ?」をご紹介します。
撮影/小山志麻〈ウルヴェさん〉 イラスト/かたおか朋子 取材・原文/矢沢美香(STRIPE)