日々の小さな積み重ねが、健やかな心と体をつくる。
切実ではなく、楽しみながら続けたい自分のための小さな約束。少しずつ変わっていく体に 「ありがとう」と言いたくなるYOJOライフとは。
今回のYOJOライフは、ホリスティックビューティーコンサルタントのCHICO SHIGETAさん。2回にわけて紹介します。
CHICO SHIGETAさん
profile
1973年生まれ。SHIGETA主宰、ホリスティックビューティーコンサルタント。美しい肌と体を育むためには心身のバランスが不可欠と考え、長年フランスおよび日本にてビューティメソッドを探求。その経験と実績をもとにバイタリティー・コーチングⓇを考案。パーソナルコーチとして活動するほか、大手化粧品会社などのコンサルティングでも活躍中。オーガニックのすばらしさを伝えるため立ち上げたウェブマガジン「Spring Step」も評判。https://springstep.jp
砂糖断ちで手に入れた健康な体をキープ。
時間と頭の使い方を見直して、フィジカルもメンタルも充実
パリからタイへ住まいを移したCHICO SHIGETAさん。緑深く、水牛が行き交うのどかな土地での暮らしは、日々の生活がYOJOそのもの。
「タイに来てから、朝は寺院から聞こえてくる読経やニワトリの声で目覚め、夜は10 時半には寝てしまいます。空気もよくてとても静か。新鮮でおいしい野菜やフルーツも手軽に買えて」と話すCHICOさんは、とびきりチャーミングな笑顔の持ち主。
CHICOさんがYOJOを意識したのは20代前半。10代の頃はむくみ体質から体がつねに重く、片頭痛にも悩まされていましたが、実家が美容室だったことから美容の道に進むことを決心してフランスに留学。帰国後、フランス人の自然療法士と出会い、砂糖のとりすぎを指摘されて一念発起。
「白砂糖断ちをして、甘味をフルーツに替えて10日間で体調が噓のようによくなりました。肌が改善され、体も軽くなって。そこから冬は6割、夏場は8割をローフードに替え、3年間で体が大きく変わったことを実感しました」
以後きちんと消化・解毒できる体を手に入れ、昨年、双子のママに。
「子どもとの暮らしで、時間の使い方や体の鍛え方が変わりました。なかでも子どもたちが起きてくるまでの時間は、自分のために使うことを意識します。また心の中でつまずきがあったら見逃さないこと。なぜ違和感を感じるのかをひもといて、自分が納得できるか見極めます。そこで解決できないと判断したら、その悩みは手放すことに。気持ちの問題も、突き詰めると脳内物質に関ってくると知ってからは、情報処理をきちんと行って、頭を健康な状態にしておく大切さを知りました」
次回は、CHICOさんの4つのYOJOをご紹介。
撮影/神ノ川智早 取材・原文/向井真樹