自分でもできる養生として、人気の「ツボ」押し。鍼灸師、深町公美子さんによるシリーズです。
体と心にきく 毎日のツボ
第4章 これで安心して仕事ができる
第4章では、仕事や職場の様々な場面に応用できるツボを紹介します。
【デスクにいたまま健康法】
パソコンの画面や書類、テレビなど長時間見ていることで、知らないうちに酷使してしまっている“目”。
今回は、そんな溜まった「目の疲れ」をとってくれるツボをご紹介します。
長時間のパソコン、テレビ、読書、運転など、「目を酷使」する機会はますます増えています。目がかすんだり、ショボショボしたり、目の奥が痛くなったりと症状はさまざまです。美容面でも目の下にくまができるなど、目の酷使にはいいことがありません。
東洋医学では、目は「肝」と密接にかかわるとされています。目が疲れてくると、肝臓の機能も低下してきます。だからときどき目を休ませることを習慣づけ、目の疲れはその日のうちに解消しておきましょう。
ぴったりのツボは「太陽(タイヨウ)」です。なんとも素敵な名前のツボだと思いませんか? 聞いただけで、みるみる目の前がパッと明るくなり、曇りが晴れていくよう。ツボの位置は、目尻から指2本分外側で、こめかみよりやや内側のくぼみにあります。
心地よさを感じる程度の強さで押してみてください。目の疲れがとれると目元もイキイキしてきて、目の下のくまともサヨナラできますよ。
心地よいと感じるくらいの強さで押すと、疲れ目によくききます!
「太陽(タイヨウ)」
「太陽」は、目尻から指2本分外側で、こめかみよりやや内側のくぼみにあります。
中指で左右同時に、心地よさを感じる程度の強さで押します。疲れ目、眼精疲労によくききます。
次回は、最近増えている「ドライアイ」の症状を解消するツボをご紹介します。
構成・編集/U T U . h i m u k a イラスト/丸山裕子