運がUPする「おそうじ風水」
PART3
ちょこっとそうじで幸せ体質になる
そうじといっても何時間もかけて掃除機をかけたり、雑巾がけしたりを想像するとうんざりしてしまいますが、毎日3分から5分くらいできれいを保てるポイントそうじの秘訣を3回に分けてご紹介します。
幸せ体質になるちょこっとそうじポイント①
ちょこっとそうじ力をつけよう!
風水とは、中国に古来より受け継がれている環境学のこと。良い環境には良い気が流れ、そこに住む人々にも幸運をもたらすというのが風水の知恵なのです。
部屋を引っ越ししたり、リフォームをして環境を変えるのは、時間もお金もかかって困難ですが、おそうじなら気軽に住み心地の良い環境を整えることが可能です。とはいえ、誰でもそうじは面倒だし、できれば汚れがこびりついた場所は見てみないフリをしたくなるものです。毎日、同じ空間で生活をしていれば、ゴミがでて、汚れがつくのは当然のことです。要らなくなったものは、思い切って全部捨てよう! と決心しても、作業をしているうちに「やっぱりいつか使うかも……」と捨てがたくなるものです。
そんなときは、よく考えてみてください。おそうじをするだけで、心の中まですっきりし、もしも願いがかなうとしたら……。もしも悩みを解決することができたら……。風水では、家は五体を表しているとされています。家の中がきれいになることで、心も身体もすっきりできるのです。
ただし、無理は禁物です。毎日気がついたところを、ほんのちょこっときれいにするだけ。これならずぼらな人でも「毎日」がかないます。例えば、トイレの使用後にささっと便器を磨いてみる。入浴したとき、排水口にたまった髪の毛を取り除いてみる。その第一歩が肝心です。
気合いを入れて、家全体の大掃除をするのは、年に一度だけで充分。おそうじを義務のように考えて取り組むとこれほど苦痛なものはないでしょう。それでは継続するのが困難になります。きっかけは、ふと思い立ったときに、思い立った場所をそうじするので構いません。あとは毎日「ちょこっとメンテナンス」するだけで最初の「キレイ」を持続させることができますから。それから「今度はここをきれいにしよう」となっていけばいいわけです。
一度きれいにした場所を清潔に保つことは、ひどく汚れた場所を最初からそうじするより、はるかに簡単。「よし! やろう!」と思い立ったときに、一生懸命きれいにして、あとは毎日の「ちょこっとそうじ」を実践してみてください。
おそうじしているうちに「楽しさ」や「願い」に一歩近づけたかなという手ごたえが得られたら成功です。ほんの5分でかまいません。できるところから「ちょこっとそうじ」を始めてみませんか。
ゴミをこまめに捨てる
“何をやっても、自分はついていない気がする……”。と運気がいまひとつ優れない人は、住んでいる空間の気が淀んでいる証拠です。家の中に停滞した気をつくらないために、ニオイの元となる場所をきれいにし、換気をする必要があります。
まずは、ニオイの原因として考えられるゴミ箱をこまめにきれいにします。家の中や玄関、ベランダなどにため込まず、決められたゴミ収集日に指定の場所へ捨て、悪い気が宿りやすい原因を家の中から追い出しましょう。
ゴミ箱として使う容器は、必ずフタのついたものにしてください。ニオイが空間全体に流れると、運気が全体的に低下します。また、生ゴミもニオイの原因になります。三角コーナーに放置したままにしないようにしましょう。
さらに、ニオイの元となる排水口も定期的にきれいにしましょう。1〜2か月に一度は、排水口専用洗剤を垂らしてきれいにします。一見、面倒に感じるそうじ場所ですが、最近は洗浄力の高い洗剤があるので、実践してみると案外簡単にきれいになります。
鏡が汚れたらその場で拭き取る
洗面所の鏡、バスルームの鏡、メイク台の鏡、いつも持ち歩いている手持ちの鏡など、自分自身を映す鏡はたくさんあります。毎日使う鏡は、常にきれいに磨いておきましょう。ホコリや手アカがついたまま、放っておくと、自分の美意識もおろそかになりがちです。簡単な汚れは、少し水で湿らせたクロスでさっと鏡を拭きます。水跡が残らないように、上から乾いたクロスでから拭きをすると、鏡に磨きがかかってピカピカになります。
例えば、洗面所の鏡は水アカが飛びやすい場所。歯磨きが終わったら、毎回鏡をさっと拭く習慣をつけると、清潔に保てます。バスルームの鏡は、PART2の「バスルームをきれいにして素肌美人に!」の回でご紹介したように、ティッシュとラップを使ったパックをして放置するだけ。1回のおそうじは手短に済ませましょう。
気がついたときにちょこっと汚れを落とすだけで、自分自身の映し出され方が鮮明になります。そして、自然と自分の美意識も高まります。
水道の蛇口やシャワーのカランの汚れも、中性洗剤を薄めたお湯をかけ、古歯ブラシでさっと擦るだけで輝きを取り戻せるため、「ちょこっとそうじ」に最適です。
イラスト/MINT JULEP
次回は、床に物を置かない、バックの中身を整理整頓するなど、幸せ体質になるおそうじポイント②をご紹介します。