40代、50代は、ホルモンバランスが崩れる時期。更年期世代になってニキビができる人がいます。思春期とは違うケアの仕方が必要です。吉川千明さんが、40代、50代のニキビケアについてお伝えします。
ニキビで悩む40代、50代のために
10代にニキビができるのはわかります。
女性にもある男性ホルモンの影響で起こります。
女性ホルモンが盛んに出る時期、男性ホルモンも盛んです。
ホルモンバランスもまだ安定しない時期です。
さらに、産毛が濃い、毛深いタイプの人、
これも性ホルモンと関連していて、
ニキビができやすい体質です。
しかし、40代、50代、ホルモンバランスが崩れる時期、
更年期世代になってニキビができる人がいます。
思春期とは違うケアの仕方が必要です。
今日は、40代、50代のニキビケアに役立つことを書きました。
卵巣機能の衰えがニキビの原因に
ニキビの原因は思春期の時と同じように性ホルモン。
そして、できる場所も額や頬でなくて、どんどんと下に降りてきて、顎周りにできることが特徴です。
反射学でいわれる、子宮卵巣周りの反射区に一致する
口顎首周りにできるから不思議です。
いじめないこと!
クレイ洗顔からやさしいミルク洗顔に切り替えて
「ピーリング」や「クレイ」「ゴマージュ」
「毛穴パック」「オイリーケア」「ニキビ用スキンケア」を
思い出すところですが、どれもNG。
取り去るようなものは一切しないことが大切です。
水分が足りない世代の肌は、毛穴の入り口が乾いて
カチカチに固くなっています。
それがニキビを悪化させています。
どうやって皮脂を取るかではなくて、
どうやって水分を角質層に補給するか!それだけを考えて。
一番見直して欲しいのは、「洗顔」。顔の洗い方。
わたしのおすすめは、ミルク洗顔。
クレンジングミルクまたはクレンジングクリームでの1回洗いです。
五百円玉位の量をたっぷり手にとって丁寧に洗いましょう。
写真は、ドクターハウシュカのクレンジングミルク。
「Soothing」、滑らかにする、鎮めると書かれている
スキンケアできるクレンジングとしてお奨めです。
いじめてはだめ!植物の力を借りてみませんか?
ラベンダー色のパッケージのクリームとマスクです。
ラベンダーは、素晴らしい植物で、抗菌作用や抗炎症作用、
さらに細胞賦活作用などたくさん人の役に立つ働きがあります。
フィッツは穏やかなのに、
素晴らしい植物療法をメソッドに持つブランドです。
乾燥が酷くてニキビがなかなか改善されない人には、
同じくフィッツの「ルビデルム」という名前のクリームもお奨め。
きみどり色のパッケージが目印です。
メイク、ファンデーションを見直して
スキンケアも大切ですが、それと同じ位、
またはそれ以上に大切なのがファンデーション。
メイクアップ用品です。
ファンデでニキビが悪化することはよくあります。
ファンデーションを見直してみて。
私は自然由来のミネラルを用い、ポリマーを用いていない、
圧迫感の少ないミネラルやナチュラルメイクを選んで使っています。
ミネラルメイクというと「粉」「パウダー」を思い出しますが、
だんだんと乾燥が酷くなっている時期、
パウダーは加減して使うようにして、クリームやBBタイプなど、
保湿しながらメイクできるものを選ぶようにしています。
写真は、フランスのオーガニックメイク
「クルールキャラメル」のBBファンデーション。
実はこのBBファンデ、ティーンエイジャーのニキビ用のBBクリームなのです。
プロポリスを配合していて、ニキビに最適です。
ティーン用なのですが、オーガニックのアルガンオイルをたっぷりと配合し、
なめらかで保湿力にも優れているので、
ミドルエイジ世代のファンデーションとしても、とてもお奨めです。
肌あれに悩む人にも安心してお奨めできます。
肌が心地よいと感じるものを使うこと
肌にあわず、つけたところがイガイガする、痒い、
そんな時は、スキンケアやメイク製品が肌に合っていないサイン。
心地よいと感じることは今の肌に合っている証拠。
「〇〇用」と書いてあっても肌が心地よいと感じないものは、NG。
丁寧に作られたよい化粧品に出あってください。
写真はイギリスのオーガニックボタニクス。
シンプルですが、良質なスキンケアシリーズです。
クレンジングは1種類。化粧水も1種類。美容液はオイルが2種類。
クリームは軽いのと重いのと1種類づつ。
若い時から、こんなスキンケアに出会って、
肌を大切にして欲しいなと思います。
これから乾燥の季節に入りますが、
もう一度いつものお手入れを見直してくださいね。
今!の肌にあったものを見つけてくださいね。