YOJOとは養生のこと。
切実ではなく、楽しみながら続けたい自分のための小さな約束です。
草津温泉にヘルシーリゾート「ホテル クアビオ」を開設した宮田喜代美さんに、
日々実践している4つのYOJOを教えていただきました。
宮田喜代美さん Kiyomi Miyata
1960年生まれ。ファスティング(断食)やマクロビオティック食で病を
克服した体験から、心身の健康を取り戻してほしいという
想いを込めて9年前、
草津温泉にヘルシーリゾート「ホテル クアビオ」を開設。
それまでになかった「くつろげるリゾートでの断食や
おいしく華やかな自然食を楽しめるホテル」という新しいスタイルが、
健康や美容を気遣う人々から共感され、業界からも注目を浴びている
宮田喜代美さんの4 つのYOJO
1
鼻うがいでアレルギー対処と心の健康をキープ
今年の春、久しぶりに花粉症が再発したことから、以前実践していた鼻うがいを復活。専用器具の中は、3%の食塩を入れて冷ました三年番茶です。「鼻と喉の間の上咽頭部は、別名チャクラとも呼ばれて自律神経やホルモンを司るところ。そこをきれいにするということは免疫力アップにも有効。体液に近いアルカリ性なので痛みもなくできるんです」
2
運動では手に入らない効果をエンダモロジーで取り入れる
血行やリンパなどの体液の流れを改善、こり固まったセルライトをもみほぐして分離・除去するエンダモロジー。「お腹や二の腕、膝の上などの柔らかくなった皮膚やたるみなどを引き締めてコラーゲンの再生も手助けしてくれるんです。最近はバストケアも始めました」。信頼のおける「Shou BEAUTY SALON」(www.shousalon.com)へ週1回通います。
3
女らしいしなやかな体のためにテニスボールでストレッチ
「ジム通いに疑問を持ったとき出会ったトレーナーKAORUさんの"筋膜を緩めて体の芯の硬さを取り除く"という考えに共感。週1度彼女とのトレーニングと自宅でのストレッチは欠かしません」。硬式のテニスボールに体重をかけ足の裏で転がして足指を1本ずつ伸ばしたり、壁と背中の間にボールを入れて体を上下させるなど、手軽さが長続きのコツ。
4
体を整えてくれるにんじんジュースと自家製の梅干し
低速ジューサーで作る程よく繊維を取り除いたにんじんジュースは、胃への負担も軽く濃厚なビタミンが摂取できるとか。「にんじん2本とレモンをベースに、天然の抗がん剤効果があるといわれるゴーヤーを入れたものが今のお気に入り。母が漬けた梅干しも1日1粒食べます」。1日3食ではなく1.5食を基本に、バランスを考えるように心がけています。
撮影/フルフォード海 取材・文/向井真樹