桜の開花宣言されたものの寒い日が続く東京。
お花見熱が高まり、お花見気分が味わえる東京品川のストリングスホテルのお花見重アフタヌーンティー「春菓の重」 に友人とうかがいました。
ストリングスホテルのThe Dining では趣向をこらしたフェアーが年間を通して開催されるので、お気に入りです。 今回の「春菓の重」は4月30日までです。
入口のスロープ脇には 大ぶりの桃の花。これだけでも充分に春を感じます。
自然光が降り注ぐ高い吹き抜け、竹をあしらい足下に水をたたえた和モダンの空間は、天空にいるような雰囲気です。
運ばれてきたのは、何やら玉手箱のような……
運ばれてきたのは、球体のお重とソメイヨシノのような淡いピンクのゼリーがのったお皿。お茶はシンガポールの茶葉ブランド「TWG」の6種類から好みのものをポットかカップで選べます。2人とも桜フレーバーにしたのでポットで持ってきていただきました。ティータイムは14:30~17:30。時間内ならカップで数種類を飲み比べることもできます。
お重を開けると、テーブルは春爛漫。
一ノ重は、デコポンのタルトレット、クランベリーとホワイトチャンクのクッキー、バニラとチェリーのマカロン。
二ノ重は、桜とアンズのパウンドケーキ、桜のボンボンショコラ、桜ハチミツ最中、桜餡のシュークリーム、桜のダックワーズ、桜ガナッシュ大福、桜のロールケーキと、桜づくしです。
三の重は、スモークサーモンとターキーのダブルベーグルサンド。
別プラッターには、桜の葉スコーン、菜の花マフィン、桜のクロテッドクリームと口直しの桜のジュレ。
和菓子の要素も取り入れたスウィーツとセイボリーのコンビネーションは、舌が飽きることがありません。
使われている桜のリキュールはフランス産。風味が強いので、日本人の舌にあわせて味わいを調整しているそうです。繊細でたおやかさを感じる構成は、日本人女性パティシエールの手によるものだそうです。
季節の移ろいを食材や調理法で表現する和食文化を踏襲した感じのあるアフタヌーンティーメニュー。
はんなりとした色調のお料理は、桜を始め春の草花を連想させます。
お昼がまだだったので、セイボリーの口あたりが軽いベーグルサンドからスタート。スウィーツの量がたっぷりとあるので、ランチを抜かして正解でした。和モダンの空間でいただくアフタヌーンティーは、日本ならではの美味しさにあふれています。3時間のティータイム、楽しく美味しい時間はとぶように過ぎていきました。