夫の両親が金婚式を迎えたお祝いに定山渓温泉へ行って参りました。
定山渓は、札幌中心部から車で約40分の所にあり、札幌市民にとっては疲れた→温泉行きたい→でも遠出はしたくない→じゃあ定山渓へ行こうという場所です。
本州では春が訪れているようですが、北海道の花見は5月。こちらはまだまだ冬景色。
泉質がナトリウム塩化物泉なので、朝風呂に入って氷点下の寒風にさらされても湯冷めしたことがありません。足先までポカポカします。
夕食まで時間があったので近くを散策。
定山渓は、古くからある温泉街ですが、最近は素敵なカフェやパン屋さんが増えてきています。
小腹がすいたのでホテルミリオーネ内のパン屋さん「バーチテラス」へ。
このお店、パン工房とカフェが併設されているので焼きたてが食べられるのです。
ホテルのロビーを通るとすぐ正面にあります。
製法や酵母にこだわったなかなか本格的なパン屋さんです。
本来であればカウンターにずらっと焼きたてパンが並ぶのですが、私の行った時間が悪かった。ほとんど売り切れてしまったようで…。
それほど人気なのですね。
塩パンを選びました。
カフェや暖炉で暖まりながら食べてもよいのですが
パンを持ってキョロキョロしていると、窓の外のテラス席からは湯気が。パン屋さんなのに?
そうです、ここでは足湯につかりながらパンを食べられるのです。おいしい塩パンを食べながら、雪景色を眺めてまったり。なんて贅沢な時間。
普通の足湯はグルッと囲むものが多く、顔を上げると向かい側に人がいて何だか気まずかったりするのですが、こちらは外に向かって一直線。見えるのは、美しい景色と食べているパン。
足湯は、意外と深くて膝のすぐ下くらいまでありました。温度は割と高め。
足湯テラス利用は、もちろん無料。足をふくタオルや膝かけなども無料で用意してあります。
足湯でポカポカした後は手湯。
かっぱ伝説がある定山渓では、温泉街入口にかっぱ家族の願掛け手湯があります。
かっぱのお皿にお湯を入れると、ピューっと口から出てきます。か、かわいい。
口から出たお湯で手を清め、願い事をすると叶うのだそうです。
これがちょっと面白くて、お湯をかけるのに夢中になって願い事するのを忘れていました。手湯も温泉なので、温かくて気持ちいいです。
足湯に手湯、夜風呂、朝風呂、すっかり温泉を堪能いたしました。
定山渓は今年も観光に力を入れているそうなので、何度訪れてもまた新しい発見が期待できそうです。
バーチテラス
http://www.milione.jp
定山渓観光協会
http://jozankei.jp/