銀座・松坂屋の跡地にオープンした「GINZA SIX」。
海外のショッピングモールのような吹き抜けを囲んだ回廊に、大人のためのお店が241店舗集まっています。
ファッション、ビューティー、グルメ、ライフスタイルはもちろんの事、能楽堂まで揃っている充実ぶりです。
“銀ぶら”しなくてもGINZA SIXだけで1日中過ごせます。
オープン前から気になっていた、日本初出店のガレット専門店「framboise フランボワーズ」 とGINZA SIX 唯一のバー「Mixology Salon ミクソロジーサロン」に早速伺いました。
パリに5店舗を構える「フランボワーズ」 は、フランスのノルマンディー・ブルターニュ地方の郷土料理のガレットを、新スタイルで提供する人気店。パリ店のスリランカ人のシェフが考案した、南インドのもち米とレンズ豆の生地で作ったドーサを使った“ガレット・ドーサ”は一躍名物になったそうです。
3階にある日本一号店で、名物の “ガレット・ドーサ”と、パリで不動人気のスモークサーモンを使った“ビジョン”を友人とシェアしていただきました。
タンドリーチキン、モッツァレッラチーズ、マッシュルーム、トマトソースにコリアンダーが入ったスパイシーなドライカレーのような具とモチモチな食感のドーサ。りんごベースの発泡酒“シードル”の甘酸っぱさがチャツネのようで、よくあいます。
他に野菜カレーと牛ひき肉、野菜カレーとえびがあり、カレー好きな日本人にぴったりですね。
グリーンサラダの上にフレッシュクリームとサーモンがのり、シブレットとランプフィッシュキャヴィアをちらした“ビジョン”。こちらは伝統的なそば粉と塩のガレットです。ボリュームたっぷりのサラダランチとして白ワインとあわせてもよさそうです。
フランボワーズレッドをベースにしたポップな内装もパリとかわりません。
カジュアルな雰囲気の中で、大人仕様のグルメなガレットをいただける楽しいカフェです。
食後は13階に移動して「Mixology Salon ミクソロジーサロン」 へ。
こちらは、厳選した茶葉を使ったお茶のカクテル「Teatail ティーテル」と、ノンアルコールスピリッツを使ったカクテル「Mocktail モクテル」を中心としたバーです。
日本茶を使ったカクテルだけでも充分興味深いのですが、茶葉を漬け込んだジンやウォッカを蒸溜してオリジナルのスピリッツをつくっているのです。「日本茶の味わいをメインにしたカクテルを作りたい。」という発想からだそうです。
いきなり目を奪われたのはこのカクテル!
白木の枡の四方にのっているのは、ゆかり、出汁塩、味噌粉、大豆粉。
ほうじ茶ウォッカをベースにレモンジュース、黒ゴマシロップ、卵白をあわせています。
ナスタチウムの葉にはオレンジフラワーウォーターの雫が。
卵白のフワッとした泡の下から上品な香ばしさのほうじ茶ウォッカが舌に流れてきて、枡の角に順番に口をつけて飲むと、味わいが変化していくのが面白いカクテルです。
こちらは「玄米ネグローニ」。
ジン、カンパリ、ベルモットと、カクテルに使う素材の種類はスタンダードですが、それぞれの素材にこの店独自のこだわりがあります。
ジンは加賀の玄米茶をつけこんで蒸留したオリジナル、カンパリはまろやかな味わいになるように冷凍庫に入れてあります。
カンパリの苦味とこくのあるベルモットの風味が、和テイストの玄米茶の香ばしさとよくあいます。
和の酒文化を西洋のカクテル文化と融合させた進化形のカクテルのオリジナリティーに感服です。
壁にかけられた一輪挿し、茶道具入れ、カウンター奥には茶釜と、お茶室のような設えの中での贅沢なカクテルタイム。ノンアルコールのモクテルを含め、唯一無二の味を求めてしばしば通うことになると思います。
このように大人が魅力を感じる要素がたくさんつまっているGINZA SIX。次回銀座におでかけの際は、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
GINZA SIX
東京都中央区6-10-1
framboise : 03-6280-6752
Mixology Salon: 03-6280-6622