本格的な暑さになる前に、一度訪れてみたかった和歌山市加太沖に浮かぶ「友ヶ島」へ島ウォークをして来ました。
和歌山県と淡路島との間の瀬戸内海に位置する島で、国立公園に指定されています。コースは全長約2Kmと、初心者でも半日あれば十分なコースになっています。
キャンプ、釣り、海水浴ももちろん出来る、自然を満喫できる島なのですが、それだけではないのです。
明治時代に建てられた旧日本軍の砲台や、弾薬庫が随所に残され、独特な雰囲気を醸し出しています。
島までは船で30分程。天候によっては欠航になるので事前に問い合わせをした方が無難◎
この日は揺れも少なく、無事に到着しました。
いよいよ、島ウォークです。
島の船着き場は一箇所で、飲み物の自動販売機はこちらにしかありません。
行かれる時には十分な水分を持参して行くことをオススメします。
要塞に残されていた砲弾が置かれていて、到着するなり戦争をしていた時代を実感させられます。
島全体は舗装された道ではないので、石がゴロゴロ。履き慣れた靴でないと歩きにくいので注意が必要です。
木が生い茂っているそのままの自然。木のトンネルが続いてます。
野生のリスにも何回か遭遇する事も☆
宿舎跡と発電所跡が見えてきました。
明治時代に建てられた赤レンガの建物。その先のトンネルを通り抜けると…
第3砲台跡に着きます。
友ヶ島の一番の有名ポイントで、6ヶ所ある砲台跡のうち、最大の規模のようです。
真っ暗ですが、中に入って弾薬庫など見る事もできます。
実際にここで兵士が働いていたと思うと、臨場感が増してきます。
島に他にも幾つもの遺構があって、探検気分で散策できます。
ジブリ映画の「天空の城ラピュタ」の世界観に似ているとして、写真を撮りに訪れる人も多いとか。
他の人は写っていませんが、この日も多くの人が写真を撮っていました。
しばらくまた歩きます。
ここまで来ると、疲れで笑顔も消えてきます(笑)
たかが2キロちょっとですが、山道は疲れますね^_^;
やっと見晴らし台まで来ました!
到着すると、絶景が広がります。
淡路島、瀬戸内海を一望!海からの風が気持ち良い!
広場になっていて、屋根のあるベンチがあるので、しばらく休憩しました。
帰りのルートは海沿い。
海はとてもキレイで、浜もあるので、海水浴もできます。
島を一周する頃にはお腹も当然ペコペコ!
船の発着場所の近くには、人形供養で有名な淡島神社という神社があり、参道には和歌山で採れる新鮮な魚介類を扱う飲食店があります。
その、一角にある「満幸商店」さんで、遅めのランチ☆
お弁当持参で島で頂くのも良いのですが、和歌山まで来たら、名産も頂きたいですよね^_^
地元で採れた、鯛のアラを何時間も炊いて、お好みの量のわさびを入れて頂く、わさびスープがこちらの名物。お鍋で出てきます。
鯛のお出汁の旨味がぎゅーっと詰まっていて、良いお味。
そのままでも十分ですが、わさびも少し入れてみると、アクセントになってアッサリと頂けます。
うどんかご飯を追加できるので、うどんを追加。
他にも、しらす丼、ウニトーストも頂きました。
てんこ盛りのしらす丼にはびっくりしましたが、スープと共に友達とシェアです。
美味しい物を食べて、疲れも一気に飛んでいきました。
大人になっても、冒険するのはワクワクするものですよね☆
自然とグルメと、良い汗をかいて、とてもリフレッシュできた一日でした。
和歌山市加太観光協会HP
http://www.kada.jp/