毎日、暑い日が続きますね。
私の住む魚沼市の旧小出町は、
新潟県一気温が高くなることでも知られています。
そこから車で20分くらい山方面に向かう私のところまでくると、
なんと気温が3℃も低くなるんですよ。
それでも、毎日’あっちぇ~~!’(訳:暑い!!)の
大合唱です。
そんな暑さの中、
ちょうど宿が一日お休みになったので、
あるじと二人で’弾丸東京ツアー’をしてきました!
新潟を出発したのは午後1時近く。
しかも、車で!(新幹線の方が早いのに!)
しかも、日帰り!
東京を出発したのは19時。
滞在時間はたったの5時間という強行軍でした。
目的地は、東京都世田谷区にある、
アンティーク山本商店
こちらのお店とのお付き合いは、
もう、12年以上になります。
私たちの宿のしつらえは日本がきっと今よりもっと元気だった、
そう、まさにおでかけ女史組世代が生まれた
’昭和30年代’を思い描いています。
ガラスの電気のかさ、昭和の本棚、茶箪笥、
ちゃぶ台、ノスタルジックなスタンド。
どれも絶滅危惧商品です。
だから、なかなかどこに行っても買えない。
そして、
ネットを検索していて見つけたのが
山本商店だったのです。
当時は何回となく新潟から通って、
そして、まさにぴったりな家具を見つけることができました。
このたびは、
売店スペースの改装のための棚が欲しくて、
久々に伺ってきました!
小田急線の東北沢駅から歩いて5分くらい、
交通量の激しい井の頭通り沿いにそのお店はあります。
店の前までやってくると、もう、ワクワクを通り越して、
ソワソワします。今日はどんなものと出会えるんだろう!
地下1階から2階までのフロア、そして店先まで所せましと
一点ものの古家具が、なんと天井まで続いています。
通路は大人一人は歩ける。
でも、スレ違いはできません。
まるで迷路のようです。
時代和家具のことなら何でもお任せ!の
3代目のご主人に相談にのって頂いて、
無事に、そして珍しく決断も早かった!
このお店のすごいところは……
これらの古家具を実生活できちんと使えるように、
すべてメンテナンスを施して販売しているところです。
お店のスペースの両側には、
そのメンテナンスを待つ古家具たちがたくさん。
その出番待ちの家具たちもお客さんはチェックするので、
メンテナンス前なのに、どんどん売約済みになっていきます。
しかもね、とってもリーズナブルなんです。
新品はとてもこの値段では買えないし、
でも、新品にはとても出すことのできない、
なんとも言えない味わいが付いてきます。
以前はなかった器や置物類が増えていました。
お客様からのご要望も多かったのですって。
それに、茶箪笥の中に器があると、
こんなふうになるのか、と想像も掻き立てられます。
最近では、
映画やドラマの撮影で、
’昭和初期の感じで一部屋コーディネートしてください’、
などという依頼が来ることがあるのだそうです。
まさに’3丁目の夕日’の世界を家具で表現する、ということ。
仕事の幅がとても広がっているようでした。
最近は、この映画の撮影も山本商店で行われたそうです。
3代目の企画するこの瓦版は読みごたえ満点。
また
古家具へも思いをつづった本も執筆されました。
現代の生活にどうやって古家具をしつらえるのか、
参考になりそうです。
おでかけ女史組世代の、
子供の頃の暮らしって、
なんだかいいなぁ、ってつくづく思える素敵なお店です。
はまっちゃうかも!