こんにちは、チーム「健活」のミーナです。
「おでかけ女史組」飛び入り・第2弾。旅行をはじめ、わくわくするコトが大好き!、今回は写真展のご報告です。
OurAgeのトップページや、MyAge Summer号でも素敵に表紙を飾ってくださっている桐島かれんさん。ご主人は、世界的に著名な写真家・上田義彦氏です。上田氏による作品「M(Materia)」シリーズの最新作『M.Ganges』展に行ってきました。
『M(Materia)』シリーズは、屋久島の生命あふれる樹林をとらえた『Materia』からはじまり、川『M.River』、海『M.Sea』とめぐり、この度はインド・ガンジス川が舞台の「M.Ganges」に。
会場に入って、世間的なインドのイメージを見事に裏切った、静謐ともいえる写真群に見入りました。カラフルなんだけど、ギラギラしていない。人ごみで、きっと暑くて猥雑なガンジスなんだろうけど、人々の祈りに通じる静かで透明な空気が流れている・・・
フォーカスがすごくあいまいな写真は、色と輪郭だけが残る、おぼろげな記憶の世界。
インドの一大観光地タージ・マハルを訪れた時に感じた “人があふれているのに、ものすごーく暑いのに(38度ほど)、何だか透明な空気感に暑さも忘れる” という感覚が、10数年ぶりによみがえりました。
写真展が開催されている「gallery 916」は、この空間自体が大好きな場所です。もとは湾岸の倉庫のワンフロア。倉庫ならではの巨大な空間が日本離れしていて、また上田氏がキュレイターとなっているだけに、そのセンスのよさも日本離れ、ニューヨークなど海外の画廊のよう。
床材をはがして磨きあげたというコンクリートの床、白く塗られた壁にところどころ残され たコンクリートの壁。そこに点在する、名作の椅子たち。どこを切り取っても、絵になる空 間です。
窓や機械ボックスなども、まさに絵になっている感じ。
上田氏が特注したというブルーの棚のあるコーナーもステキです。
上田氏の写真はどれもとても大きくて(アート作品ですからね)、飾る場所もないので、写真集でガマンです。
写真展のオープニング・レセプションでのかれんさん。
左の作品の左端で洗濯している青いサリーの女性の後ろ姿、かれんさんに似ている、ともっぱら評判。ぜひ、見に行って確かめてくださいね。
上田義彦 写真展 『M.Ganges』
場所:Gallery 916 http://www.gallery916.com/
〒105-0022 東京都港区海岸1-14-24 鈴江第3ビル 6F
会期:~6月21日(土)
平日 11:00 – 20:00/土・祝日 11:00 – 18:30
*休廊:日曜日・月曜日(祝日を除く)
入場料:一般 800円/学生 500円