仲良しの女将仲間と、
束の間の息抜きにやってきました。
本当は飲み会でもやりたいねー、ということころなのですが、新潟県も広い。
私はどちらかと言えば東京よりの魚沼市から、
一人は新潟県のちょうど真ん中の弥彦村から、
そして、もう一人は県庁所在地の新潟市に近い阿賀野市からの参戦。
そうなるとなかなか夜の集まりはハードルが高くなりますね。
ということで
今日は話題のお店でランチに決定です。
それぞれが車で現地集合です。
長岡市の山沿いにある、
和島トゥー・ル・モンド
ここは、築85年の島田小学校の木造校舎を改築した複合施設です。
教室や体育館はそのまま残っていて、実際にさまざまな会合やセミナー、コンサートなどに利用されているようです。
この日も、教室ではなにやら、どこかの商工会の皆さんが講義を受けていましたよ。
またこの校舎を舞台に、
大林宣彦監督の’この空の花’の映画の撮影もされました。
さすがに85年前の木造校舎は風格が違う!
この大きな手すりの艶に長い年月を感じさせます。
この校舎の中に、
今日のお目当てのお店があります。
レストラン「バーグ」
地産地消をテーマにしたレストランです。
ここでは今日会食がこれから始まるところでした。
食材はほぼすべてが県内産が基本です。
前菜は
サーモンのリエット自家製赤しそのソース添え。
サーモンが濃厚で、これでおなかがずっしりしました。
先にパンが出て来たら、これをディップにして食べたい感じ。
ビーツのポタージュは色がきれい!
ビーツは北海道でしか採れないと思っていましたが、
まさかの新潟県、中之島産です。
メインは魚料理を選びました。
銀ヒラスという珍しい白身魚のポワレ。
寺泊産の柚子と焦がしバターのソースでいただきます。
付け合わせの焼野菜もみな、新潟産です。
ちなみに、寺泊は新潟の海の町の地名、
中之島はブランドれんこんでもある、’大口れんこん’の産地の地名なんです。
デザートは梨のタルトとアイスクリームです。
これもまた素材は新潟県産。
三条市で採れた梨と、
新潟県産の良寛牛乳で作ったアイスクリーム。
実は
新潟県の観光のテーマは、
’うまさぎっしり新潟’
なかなかいいキャッチフレーズでしょう。
でも今一その良さが伝わってない、というのは
実に新潟県人らしすぎる。
自分たちが一番美味しい、と思っているから、
それでよし、ってところなんです~。
美味しいものもっとたくさんあるんですよ。
ただ、あまり言わないだけ。
私も
毎日魚沼産、そして、
新潟産の食材を食べていますが、
新潟の食の豊富さを改めて感じるお店でした。
ランチの後は校舎の2階へ行ってみました。
教室の中はギャラリーになっています。
小さい椅子と机が並んでいたであろう教室の壁には
ポップなポスターが展示されていました。
外を見れば田園風景が広がります。
85年前の子供たちも同じ風景を見たかな?
貴重な木造校舎は取り壊されず、
こうしてまた人が集う場所となる。
幸せな建物です。