夏前から、地下鉄の全面広告や新聞、
テレビで盛んに目にしていた「ゴッホ展」。
連日、混雑しているとのことで平日を狙っていたのですが、気づけば最終日。
札幌が、東京、京都の一足先に開催となりました。
(※札幌展は終了。現在東京展開催中。2018年1月8日まで)
会場の北海道立近代美術館は緑に囲まれたホッとする場所。
最終日なので、やはり入場券を求めて行列。
私は、割引券があったので、窓口で買わなければならなかったのですが、前売り券やコンビニ等で前もって購入する事をお勧めします。
音声ガイドは必ず利用する派です。今回のナビゲーターは常盤貴子さんです。
テーマは、巡りゆく日本の夢。
日本美術がゴッホに与えた影響というテーマ。
パンフレットにもなっている「花魁」は日本の別々の版画を4つ合わせて模写した作品。
その元となった作品が横に展示されています。どの部分がどこに模写されているのか探すのが楽しかったので、蛙を見つけた時は思わず感激、何だか可愛い。
また、浮世絵の影響を受けたとされる絵の横には、葛飾北斎や歌川広重の作品が並べられるという贅沢な展示です。
看板になっている「夾竹桃と本のある静物」
会場で作品を見ても、夾竹桃というのがピンと来なかったのですが、帰り道でよく見たら
看板の横に飾ってありました。
でも、実物見てもわからない。しかも、お花が咲いていないので「へぇー」くらいだったのですが、「毒があるので触らないで下さい」とありました。
危ない!すごく近づいてました。調べたら、結構な毒があるらしいです。花が咲いてたら香りをかぐくらいは近づいてましたよ。
今回は、ゴッホがいかに日本に憧れ、影響を受け、作品に反映されていたのかという事や晩年にかけて作品が変化していくのがよくわかります。
特に亡くなる直前の最後の作品は、何か伝わってくるものがあって、見ているだけで心が震えます。
会場は、撮影禁止ですが二階には、特設コーナーが。
窓にはゴッホ兄弟のお墓、巨大タペストリー。
寝室を再現したコーナーにお邪魔しました。
インスタ用の私もゴッホになれる額縁と本物そっくりの芳名録は記入用に用意してありました。
時間は1つ1つじっくり見て2時間ほど、作品との距離がとても近く間近に見る事が出来たという印象です。
私は今までゴッホが大好きというわけではありませんでしたが、何かを感じる有意義な時間でした。
今後の東京、京都会場のみで展示する作品もあるようです。
ぜひ、ゴッホの世界観に触れてみて下さい。
ゴッホ展