今年は、蝦夷地の名称を「北海道」と命名してから150年目の年。
明治2年から北海道の開拓が進められます。
札幌の中心部を流れる創成川。
開拓使によって「創成川より東は工業地帯にすべし」となったことの名残でこの地域は街中にありながら、数年前まで、ビルやマンションの中に石造りの倉庫や古い民家、商店、町工場などがある特にフューチャーされることのない静かな市街地でした。
ところが最近、再開発が進められ「創成川イースト」と呼ばれるようになり、古い街並みと個性的なお店が混在する札幌のソーホーと例えられるような気になるエリアに。
その最も東側にあるのがサッポロファクトリーというショッピングモール。
日本初の日本人によるビール作りをするため建設された開拓使麦酒醸造所。
これが明治25年にレンガ建築のビール工場となり、工場の移転に伴い歴史的建造物を保存し工場の敷地を商業施設として再生させたのが、サッポロファクトリーなのです。
アトリウムの階段は、いつも花で埋め尽くされ、まだ雪のある札幌でもここだけ春のようです。
こちらの巨大アトリウムなど7棟に約160のショップ、レストラン、シネコンなどが集まっています。
何せ広いので、ベンチやソファーがたくさんあるのが有り難い。お昼時には、サラリーマンやOLさんが景色のよいベンチでお昼を食べていたりします。
いよいよお目当てのあの場所へ。
今日は、こちらで待ち合わせ。
友達と平日休みを合わせ、午前中に向かったのは
UMIERE(ウミエール)
ファクトリーの向かい側にあります。
衣食住をトータルでプロデュースするライフスタイルストア。
入ってすぐがセレクトショップで雑貨や洋服が並んでいます。
その奥にはカフェがあり
今日のお目当てはこれ
北海道産オーガニック牛乳を使ったまるでおもちゃのようなモコモコソフトクリーム。見た目がかわいいだけではなく、風味がよく食べ終わっても喉が渇かないサッパリした後味。
この写真、インスタグラムで何度も見ました。そして、自分でもやってみました。
いつも行列が出来るほどの人気店なのですが、平日の午前中さらに悪天候だったので、ゆっくり出来ました。
写真を撮っていて、何だか肌が白く写るなぁと思っていたら、壁が全面白いので、上から照らすライトが反射してさらに明るいテーブルがレフ版効果になるという美肌スポットとなっております。
また、空間が計算されているのかどこを見てもとても落ち着く居心地のいい場所です。
インテリアやディスプレイも素敵で参考になります。
本当はこの近辺をブラブラしたかったのですが、大雨に雪も混じる悪天候になってきたので、ファクトリーに戻ります。
こちらは、インテリア用品が充実。色々眺めながら「宝くじが当たったら、これ買おう。」などと妄想は膨らみます。
歩き回ってから、ランチへ。レストランがたくさんあるので、食べる所には困りません。むしろありすぎて迷います。
こちらも週末は、行列するというパンケーキストア ロバロバへ。
マスカルポーネチーズを使用したスプーンで食べるふわとろパンケーキでして、生ハムとクリームチーズ、栗とかぼちゃの生クリームを注文。
このフワフワを作るのにさぞや泡立てるんでしょうねとなぜか店員さんの右腕を凝視。きっとムキムキなんじゃない?などとコソコソ話しているうちに、来ましたフワトロが。
パンケーキが揺れるのを始めて見ました。そのくらいフワフワです。
噛まなくてもふわっと溶けます。
「口の中で消えるから、カロリーゼロだよね」と根拠のない言葉を発しながら食べていましたが、口の中で消えてもお腹には溜まります。ボリュームがあるのでお腹いっぱい。ご馳走様です。
いつもは並ぶのですか?と聞くと、パンケーキの提供にどうしても時間がかかるので、待ち時間があるのだそうです。丁寧に作っているんですね。
北海道の開拓はビール作りから始まっていたのかもしれませんが、私は甘いもので開拓します。なぜなら、北海道はスイーツ王国ですから。