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見事な藤棚! 新潟市にある 豪農の館 北方文化博物館へ

林檎(OG)

林檎(OG)

東京浅草から雪深い新潟県魚沼の旅館に嫁いで早25年。女将という仕事柄、壮大なおでかけには縁がありませんが、地元ならではのコアな情報をお届けします。

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連休が終わると
明日から仕事だー!というお客さまとは正反対で、
’明日は休みだー!’の私たちの商売です。
連休最終日のチェックアウトを済ませ、
いよいよ、半日のお休みですー!

 

この日はFBで友人のタイムラインに出ていた、
’ある場所’へ行く!と決めていました。

 

そこは、新潟市にある、
豪農の館 北方文化博物館。
国の登録有形文化財となっています。

そこにある藤棚が今ちょうど見ごろを迎えている!
友人たちが撮影した画像がそれは見事で、
ぜひ行ってみようと思っていたのです。

 

主人はは全く興味がなさそう・・・・。

 

北方文化博物館の館長を務め、また
持ち主である伊藤家は、
全盛期には1市4郡64か町村に
1.370万平米の田畑を所有、
昭和期には新潟県一の豪農だったそうです。

 

これは不動産の管理帳のようなものでしょうか。分厚い。

伊藤家の本邸は敷地が8.800坪!!
部屋数65を超える純日本式住居です。

この建物の一番上の部分は灯りを取るためのもの。

当時はなんと、50人以上の従業員が働いていて
毎朝かまどで、一俵(60kg)のコメを毎朝炊いていたんですって!
とても想像ができませんね。

 

戦後の農地改革により、
広大な土地は伊藤家の所有を離れますが、
これらの建物・庭・美術品を後世に残すため、
伊藤家は自らの財産を寄付し、
北方文化博物館を創設したのだそうです。
日本初の私的博物館です。

 

藤の花には全く興味のなかった主人も、
この建物や庭には感動しきりで、
気が付いたら1時間半も見学していました。

博物館というからには、
伊藤家の歴史を物語る展示物の見学をする、
と、思い込んでいましたが、
銀閣寺ゆかりの庭師、新潟県柏崎市出身の田中奏阿弥の手による、
5年がかりで造られた庭がまた目玉のひとつだったのです。
まったく知らなかった~~。

 

そこは、季節ごとに様々な花で彩られますが、
その一つがこの季節の大藤です。

この日もたくさんの人で賑わっていました。

 

藤棚に近づくと、
なんとも甘い香りがします。
大きな蜂もぶんぶん飛んでいるのですが、
人間には見向きもしません!

 

どうやって撮影したらその見事さが伝わるでしょうか、試行錯誤です。

最終的には主人をカメラマンにして、無事に収まりました。

藤がおわると、6~7月は古代ハス、
その後、11月下旬からの紅葉、そして、雪景色、と
その色どりが変わる庭。
そして、季節は廻り、この藤の前は
一面の桜絨毯になるようです。

 

季節の節目がはっきりしない昨今ですが、
ここでは十分に感じることができますね。

 

いやぁ、日本っていいな!

 

豪農の館 北方文化博物館。
http://hoppou-bunka.com/

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