私が、カメラにハマってしまったきっかけ
90歳の自撮りフォトグラファー「西本喜美子」さんを生み出したカメラ塾
「遊美塾」
に潜入してきました。
遊美塾は現在、東京・大阪・名古屋・広島・福岡・熊本と6都市で開催されているのですが、今回私が潜入してきたのは遊美塾の本家でもある熊本。
1997年にアートディレクター兼フォトグラファーの西本和民さんがプロのためのファッションポートレート講座(A講座)としてスタートさせました。今年で21年目になります。
一般の講座も開いて欲しいと要望が多く一般講座(B講座)が翌年に開講されたそうです。
そのまた翌年にデジタルアート講座が開講。そして、デジタル時代になると、あえて時代に逆行するかのように2010年に「アナログアート講座」を開講されています。
熊本以外で開講しているのはB講座のみ。A講座や他の講座は熊本でしか体験できないんです。
実は私、遊美塾東京 の生徒でもあるのですが、この講座(B講座)がめちゃめちゃ面白いんです。
プロ並みの人からスマホの人や初めてカメラを持った人まで、経験や知識関係なく楽しめるんです。
ちょっと信じられないかもしれないですが・・・
こんな私でも、一回の授業で加工なしでこんな不思議な写真も撮れるのようになっちゃうのです。
だから、西本喜美子さんも73歳から始められてその後17年間ずっとB講座の生徒さんなんでしょうね。
写真を撮ることがつまらなくなっていた私だったのですが、こんなに楽しくなるとは思ってもいませんでした。
そうなると、A講座やアナログアート講座も体験したい!
そうだ、熊本へ行こう!
到着当日は憧れのA講座の日、塾生の方々はなんと遊美塾20年生!!
楽し過ぎて20年間卒業しないそうです。今後も卒業するつもりはなさそうでした(笑)
皆さんプロの方やプロ並みの技術を持った方ばかりなので、準備から撮影までサクサクと進んで行きます。
おお~っ!!まさにプロの現場って雰囲気で緊張します。
セッティングが完了するとモデルさんの登場です!美し~っ!!!
見学させていただくだけのつもりだったのですが、皆さん優しくて、「Mocaちゃんも撮りなさい」と声を掛けてくれて恥ずかしながら撮影もさせていただきました。
翌日は「アナログアート講座」でレザークラフトを体験させていただきました。先生の持っているカバンは全て自作と聞いて驚愕!欲しい鞄がなかなか無いので自分で作ってしまったのが始まりだとか・・・。
クラフト講座には西本喜美子さんも参加されていたので再会することができました。某TV局の密着取材中とのことで、本当に多忙なおばあちゃんです。
写真右手前で作業されているのが、西本貴美子さん
この日は「何作ったらいいかわからなーい」と言いながらも、小物を作成されていました。
プロ級の腕前は写真だけではないのです。恐るべし。
私も、数時間で初心者でも作れるものをということで巾着をつくりましたが、レザークラフト楽しくてハマりそう。
今度はカバン作ってみたいです。
講座終了後は、西本喜美子さん御用達の焼き鳥屋さんに同行させていただきました。
すると食事中にもかかわらず新しい取材依頼が飛び込んできたのです。日本全国呼ばれて大変そうだなと思っていましたが、本人から出た言葉が
「えーっ! そんなことするのー? おもしろそー!!」
と満面の笑み。
本当に年齢を感じさせないキュートな女性でした。
楽しい仲間と忙しい毎日を楽しんでいる貴美子さんとお話していると、このスーパーおばあちゃんは
つくづく今の環境が作り上げたのだと確信します。
最後に・・・熊本名物と言えば馬肉!
ここが日本で一番美味しいよ!
と連れて行ってもらった馬肉専門店をご紹介。
「居酒屋けんちゃん」
馬肉ってこんなに美味しいとは思いませんでした。
ステーキからユッケまで何を食べても美味しい!!
店内は観光客は誰もいなくて地元の方達ばかり。お墨付きなんですね。
次に熊本に来た時も絶対にまた来よう!と思います。
長年、高齢者福祉の仕事をしている私としては、遊美塾で教えてくれるカメラ遊びは、超高齢社会の日本にとって救世主になるんじゃないかと考えさせられる熊本の旅でした。
遊美塾