実は私、コーヒーが苦手でいつも飲むのはお茶。
朝食には紅茶、食事の際は日本茶など、毎日お茶三昧なんです。
今年のこの猛暑でも食後に温かいお茶をいただくとほっこり。
今回はお茶はお茶でも、中国茶の教室に行ってきました。
知る人ぞ知る台湾の茶藝館「小慢(シャオマン)」。
お洒落で居心地のいいお店だと人気のようです。
その小慢が今年京都にもオープン。こちらは茶藝館ではありませんが
お茶を買うことができ、時々中国茶教室もやっているのです。
ただしこの教室、通年でワンセットの開催なので、本当なら参加はまたの募集を待たなくてはならなかったのですが、今回少し空きがあるとの事で単発での募集が。
中国茶ってどんなんだろうと、興味津々で参加させていただきました。
京都御所の北側、京阪出町柳駅を降りて、出町桝形商店街を抜けた先の住宅街の中にありました。
ひっそりと佇んでいるので、よく探さないとわかりません。
一見、普通の個人宅ですが、玄関を開けて中に入ると途端にステキな空間が。
1階はギャラリーになっており、茶器などが並びます。
レッスンは2階で。
この日のドレスコードは白。
私も白いワンピースで参加しました。
この日のお茶は「東方美人茶」。
台湾で生産される台湾茶で、青茶(烏龍茶)の一種です。
発酵度が高く、紅茶に近い味わいが。
面白いのが東方美人茶の生まれた経緯です。
19世紀にウンカという、5mmほどの稲の害虫の被害に遭ったお茶を製茶したところ、甘く香高いお茶が出来たとか。
ただ、ウンカの発生も天気や湿度などに大きく左右される為、製茶技術はもちろん、栽培も非常に困難なんです。日本の茶畑とは全く違い雑草が沢山生えている状態が多いようですよ。
今回は東方美人茶の栽培方法別の3種類の飲み比べです。
農薬や肥料を使った「慣行農法」
時間が経つと更に美味しい「自然農法」
そして、香りはそんなにないけれど、とろみ旨味がある「野放」。
手間暇、生産量などから、
慣行農法→自然農法→野放
の順に価格も上がります。
小慢先生のお話聞きながらお茶を淹れていただきます。
中国茶は日本茶と違い、はじめに人数分を茶海にいれます。
ここで濃さを均等にするんですね。
それを各自、順番に自分の湯呑みに注いでいきます。
慣行農法、自然農法、野放と、飲み比べてみましたが、少しずつ味も風味も違いました。
しかしながら私には何となくしか差が分からなかったです。
まだまだですね。
途中2種類のお菓子も。
香港のお菓子で、ドライマンゴーと生姜の入った牛乳寒天のようなもの。
さつまいものレモンと蜂蜜煮。
素朴な味にほっこりします。
今回初めて参加した中国茶の教室。
お湯の温度の大切さはどのお茶も共通、日本茶や紅茶との違いもあり、とても楽しかったです。
小慢の空気感もステキで、今度台湾に行く事があればぜひ!寄ってみたいと思いました。
日本には京都のほか、東京にもあるそうなので、お近くの方はぜひ、覗いてみてください。
小慢 京都
https://facebook.com/xiaoman.tea/
※Facebookはほぼ中国語ですが、日本で開催されるものについては日本語表記でアップされます