最近子育てが一段落ついた友だちからランチ、ディナーのお誘いが多くなりました。
料理好きが多いため、特別感があるお店を選びます。予算を考慮しつつのお店選びは結構大変です。
そんな時に頼りになるのが、「ジャパン・レストラン・ウィーク」。厳選された名店で、期間限定のリーゾナブルな特別メニューが楽しめる、年に2回の食の祭典です。おでかけ女史世代ならではのお食事会で行ってみたい、料亭やミシュラン格付けのレストランで、ランチが2,000円、3,000円、ディナーが5,000円、7,000円(全て税・サ別)で楽しめます。
今回は外苑前のイタリアン「イル・デジデリオ」で行われた特別メニューの試食会に伺いました。
いただいたのは、「Erbe 夏のハーブ達」と名付けられた3,000円のランチコース。
アミューズ、前菜、パスタ、メイン、デザート、すべてに色々な形でハーブが登場します
アミューズは、タイムとカボチャの冷たいクレーマ。
バターナッツをつぶしてオリーブオイルを加えたクリームにクコの花のハチミツがかかったリコッタチーズが浮かんでいます。
一口一口にあふれるタイムの爽やかな香りと味わい。外の暑さを逃れて楽しむランチの導入として最高です。
前菜は、アマゴのクルード メリッサとドラゴンチェッロのサルサ。
熊野産のアマゴを生でいただけるのはとても珍しいそうです。さんまの魚醤がアクセント。
レモンバームとエストラゴンのソースが川魚のクセを包み込み、美味しさを引き出しています。
パスタは、バヴェッテ バジル、チェリートマト、アオリイカ。
バヴェッテは、リグーリア地方の生パスタ。
今が旬の甘くコリコリとしたアオリイカ、トマト、バジルと具はシンプルですが、海を感じるとても印象に残る美味しさです。
メインは、バルバリー鴨胸肉の優しいロースト ローズマリーとスイカのジャム。
美しくピンク色に焼きあがった胸肉は外側がカリッとそして内側がジューシーです。
驚いたのは、スイカのジャム。モデナ地方の「モスタルダ」という調理法で、スイカの水分を引き出して煮込み、砂糖、マスタードなどで味を調え、ローズマリーを加えています。
鴨肉にはオレンジのように酸味と甘みのあるソースがあいます。そこにスイカを用いるなんて、シェフの独創性に脱帽です。
お口直しのレモングラスのグラニテ 紫蘇のジュレ。
この美しいルビー色は紫蘇からうまれているのです。同じアジア産同士だからでしょうか、レモングラスと紫蘇の相性は抜群で、動物性の脂を口中からきれいに消してくれます。
デザートは、ミントとメロンのスープ ホワイトチョコレートムース。
ミントで清涼感が加わったメロンのトロンとした甘味に、苦味がない優しい甘さのホワイトチョコレートムース。冷たいメロンスープの余韻が残ります。
とても幸せな気持ちでランチを終えました。
こんなに充実したお料理が3,000円で提供されるなんて信じられないほど素敵です。
でも実は、メインの前にメニューには書かれていない「シェフからのサプライズ」の一皿があったのです!
「夏の風」とよばれるチーズを使ったお料理です。
これから行かれる方もいらっしゃると思うので、こちらは敢えて紹介しませんね。お店で確かめてみてください。
因みに夜は7,000円のディナーコースがあります。
今回の「ジャパン・レストラン・ウィーク」は、7月18日から8月6日までの20日間。関東、関西、札幌、仙台、名古屋、広島、福岡のレストラン約400店で、そのお店ならではの特別メニューをいただけます。
ジャパン・レストラン・ウィーク公式WEBサイト、または参加店舗(WEBサイト参照)へ電話して「レストラン・ウィーク」の予約をすればOKです。
普段なかなか行けないお店に、少しおしゃれしておでかけしてみたらいかがでしょうか。