30年以上ぶり(!)にスケート場へおでかけしてきました。
秋田市にある、秋田県立スケート場。曇り空で風があり、寒い日でしたが、屋内なので問題無し。
前回スケートに行ったのは、東京在住の若かりし頃。当時勤めていた設計事務所の先輩たちに連れられ富士急ハイランドへ。私は数年ぶりのスケートでした。
あの頃の富士急ハイランドは、たしかシーズン通してオールナイト営業をしていたと記憶しています。
夜中でも、闇の中に浮かぶ銀盤と光の中には、人の波と音が絶えずうねり動いていて、夢の中のような別世界にいるようで、田舎から出てきた私はその場にいるだけで嬉しくて楽しくて、何にでも感激していたことを思い出します。
それ以来の、たぶん32年ぶりです。
ここ秋田県立スケート場に来たのは、およそ40年ぶりぐらいでしょうか。久しぶりに入って、「こんなに広かったっけ!?」と、驚きです。
1971年に竣工、営業が始まってからは毎年何度も両親に連れられ訪れていましたが、いつも冬休みの最中だったので、いつ来てもたくさんの人が、人の合間を縫って滑っている状態でした。
この日はさすが連休明け、滑っている人はまばらです。だからよけいに広く大きく感じたのでしょうかね。その広いリンクのはるか上には眩しいライトがきらめいて、解放感が楽しさを倍増させます。
真ん中のアイスホッケーリンクでは、学校から帰ってきた子どもたちのスケート教室が始まったようでした。
すいすいと滑る男の子、女の子、自分もあの歳の頃はあんなふうに滑っていたなぁと、思い出します。
そういえば前回の富士急ハイランドではちゃんと滑ることができなくなっていて、その頃を思い出し、スケート靴で立てないのでは?と、心配になっていましたが、ちゃんと氷の上に立つことができました。
おっかなびっくりでしたが、これはイケるかも?と、どんどん楽しくなってきた私の横を、パートナーくんがシャーッ、シャーッとスピーディーにリズミカルに滑っていき、みるみる姿が見えなくなりました。
パートナーくんも20年ぶりぐらいだったようですが、カラダが覚えているんでしょうね、あっという間に感覚を取り戻した様子。
私は自分のペースでゆっくりと。
へっぴり腰気味ではありますが、意外にもちゃんとそれなりに、スーっと滑ることができました。
2人とも、楽しく軽快に滑っていましたが、若い頃と違い、上げたつもりの足がちゃんと上がっていなくて、エッジをひっかけての転倒お互いに2度。転んだベストショットもお互いにしっかり撮影 (笑)
1時間半ほど休憩しながら滑りましたが、久しぶりだし年齢的にも限界が。
疲れたことだしもう帰ろうと、あと3歩で陸に上がるというところで、もう1度私が転倒。その直前、暑くなったからと、帽子を取ってしまったんです。そしたら後ろにステンと転び、後頭部をゴチンと……。見事なたんこぶができました。
医務室へ行って氷をもらい、しばらく冷やしたので
こぶも痛みも早くひけました。
先の2度の転倒は前にでしたが、最後の最後に後ろに転倒。
油断は禁物、スケート靴を脱ぐまでは帽子(またはヘルメット)を取ってはいけませんね。
先日スケート場での事故のニュースを聞いたばかりでしたから、一瞬ヒヤリとしました。お尻をついてから頭を打ったので、たいした衝撃はありませんでしたが、やはり帽子(厚手のもの)やヘルメットは必須です。これからスケートをしに行く予定のある方はお忘れなく。
ちなみに秋田県立スケート場は、滑走料金が630円、貸靴代が430円、それで営業開始から終了まで、1日中いられるんです。リーズナブル!
1060円で、疲れるまで滑っていられます。秋田っていいですね~(^^)
スケート場を出て秋田駅前へ向かい、そこから以前の私のブログに登場した、「エリアなかいち」、その隣のホテルまで続くイルミネーションを見ながら帰りました。
エリアなかいち内の広場にはイルミネーションの撮影スポットがあります。雨と風がけっこう強くなってきていましたが、負けずにしっかり撮影してきました。
いくつになってもイルミネーションのキラキラには心惹かれるものですね。雨なんてなんのその、風で髪の毛を乱しながら、それでも楽しく眺め、写真をたくさん撮ってきました。
スケート場・イルミネーションパーク、今回は自分の写真がとても多くなってしまいましたが、たまにはこんなブログもいいかな? なんて思ってます。
だって楽しかったから! 童心にかえってスケートを存分に楽しみ、イルミネーションにも心踊らせた、そんな1日でした。
※ スケート場としての営業は3月24日まで、それ以降は様々なイベントが、その時々で行われます。
エリアなかいちのイルミネーション、「ウインター・パーク あきた光のファンタジー」は、2月28日までです。
……余談です。 しばらく雪が降らず、とても過ごしやすい日が続きましたが、この日の雨が夜中には雪に変わり、朝には一面銀世界でした。雪かきが待っているなと、おっくうではありますが、雪に覆われた世界はやっぱり綺麗です。
前回、青空の中のネコヤナギを撮影して載せましたが、今回は雪を纏ったネコヤナギです。(写真・上)こちらも綺麗でしょう?これが凍るとまた違う美しさが生まれます。寒いけれど、植物の表情が変わっていくのはとても楽しみです。