パワースポットへ行きたい!
共感していただける方は多いと思うのですが、若い頃より確実に今の方がパワースポットに行きたくなっています。
今回は、パワースポットに行きたい女三人の珍道中のお話しです。
私達が選んだパワースポットは
神奈川県伊勢原にある
「大山阿夫利神社」(おおやまあふりじんじゃ)
ご利益は願望実現と仕事運!
ということで横浜駅から購入出来るフリーパス(ケーブルカーつき)を購入して出発です。
伊勢原で人気のイタリアンでランチをしてから参拝をしようということになり
小田急線の伊勢原駅から「産業大学行き」のバスに乗りました。
駅のバス停に着くと直ぐにバスが来ました!なんてラッキーな私達!
この日は午後から雨の予報で朝から曇り空。
「お天気が持つといいね」
と女三人話がつきません。(大山は別名雨降り山とも言われ雨が降りやすい山と言われています)
乗り過ごさないように気を付けていたのですが、なぜか目的のバス停に着きません・・・・。
もしやまさか・・・。
車内に「次は終点 産業大学~」のアナウンスが。
運転手さんに目的地を伝えると、私達は違うバスに乗ってしまっていたことが発覚。
バスは回送、目的地に行くには歩いて1時間。もしくは、本数の少ない次のバスを待って駅に戻るしかないと・・・。
そんなことをしていたらランチの時間に間に合わない(泣)神社へも行かれないかもしれない。
運転手さんも私達を不憫に思ったのか、色々考えてくれましたがどうにもならないと。
しかし、終点なので降りるしかない女三人は産業大学へ。
藁をもすがる思いで、大学の事務局へ相談に行きました。
すると事務局のお姉さん、
「ここでお待ちください。タクシーをお呼びしますね」
なんて優しい対応!
地獄に仏です。反省しております。
ありがたいことに10分も待たずにタクシー到着し、ランチのイタリアンレストラン、ポポロ広場へ無事到着。
さすが人気店、店内は平日にも関わらずお客さんでいっぱいでした。
私達はピザランチコースとパスタランチコースを注文しシェアしたいただくことに。
パスタもピザも期待を裏切ることのないお味。
中でも一番美味しかったのがアキヤマーノというお野菜のピザでした。
秋山さんの作った野菜を使用したピザなのでアキヤマーノという名前みたいです。
冬野菜の定番、白菜のシャキシャキ感や冬大根の甘さがチーズにとてもマッチしていて美味しかったです。
料理を堪能していた私達、窓の外を眺めると土砂降りの雨が降っていました。
今更ジタバタしても仕方ないのでデザートまでしっかりいただき、次は間違えることのないようにバス停を確認しお店の外に出ました。
するとびっくり! 雨が止んでる!!!
「なんとかバス停まではもって欲しいね」
と話しながら先を急ぎました。
バスに乗り込み大山が近づくにつれ、どんどんと雲が晴れ青空が見えてきました。なにか導かれているような、そんな気持ちになります。
バスは大山ケーブルカーのバス停に到着。
そこからケーブルカー乗り場までは15分ほど古くからのお土産屋さんの並ぶ参道を登っていきます。
最近運動不足だったので思いのほかツラかったです。
ケーブルカーに乗って6分ほど。長い階段を上がったところに最終目的地の「大山阿夫利神社」下社があります。
階段の入り口に、とてもかわいいカフェがありました。参拝の後に入ってみることにしてお天気の良いうちに先を急ぎます。
先ほどまでの雨や天気予報が嘘のように、かすみもなくはっきりと下界が見渡せ素晴らしい景色!
本殿の前には茅の輪がありました。茅の輪くぐりを行うことで
心身清らかに、健やかに過ごせるよう自らの罪穢れを祓います。
健康に元気で過ごせている感謝と、今年脱サラをして新しい仕事に挑戦することを報告、祈願を済ませた後はおみくじを。
三人それぞれの性格に合ったおみくじの内容で驚いてしまいました。
ちなみに私は「勝」「勝つ人は決してあきらめない」の言葉が。心にしっかり刻みます!
下社には地下参拝道があり、地下から湧き出ている御神水の大山名水をいただくことができます。私は200円でペットボトルも購入し家にも持ち帰ることにしました。
地下参拝道には主祭神が鎮座する真下に燈明殿があります。お願いごとに合わせ燈明を奉納します。
清々しい空気と景色。すっかり心も洗われた私達。
お楽しみにしていた下社入り口にあるカフェに。
「あれ?看板がしまわれている・・・・。」
そうなんです。山のカフェは閉店が早いことをすっかり忘れていました。
時間は16時 カフェは閉店してしまっていました。
諦めきれない私達、
「楽しみにしてたんです。コーヒーだけでも。ここの端っこでもいいので」
と無理を言い。コーヒーを特別に出していただきました。
店内も可愛くて2年前にオープンしたそうです。
無理を言ってごめんなさい。
カフェ クルミさん(Kurumi. from Wood Craft Cafe)
コーヒーを飲みながら今日一日を振り返り
バスの運転手さん、産業大学の職員さん、カフェのお姉さん
みんなに無理を言い、お世話になり。
「20歳だったら、こんなに楽しく充実した旅ではなかったな」と
年齢とともに図々しくなって、そのおかげでトラブルまでも楽しい思い出に変えてしまう。
大山のパワーのせいかもしれません。
大人になるって悪くないなと感じる女三人珍道中の旅でした。