近々訪ねてみたいと思っていた天草地方。
先日、願いが叶いました。
天草地方は、上島・下島を筆頭に橋で結ばれた島々で成り立つ風光明媚なところです。熊本市内から、今回目指した「本渡地区」までは車で2時間半。行くまでは「遠い」というイメージがありましたが、走ってみれば意外にあっという間です。
天草というと、私にはこれまで「島原の乱・天草四郎」のイメージしかありませんでしたが、実際に行ってみると「ゆったりとした時間の流れる日本のリゾート地」という感じ。ビーチが点在し、ホテルや民宿が立ち並び、地元の海産物を食べさせてくれるお食事どころが色々とあります。
まずは、この日宿泊の「アレグリアガーデンズ天草」へ。
天草では温泉が湧いている場所も沢山あるようで、こちらのホテルのお風呂も天然温泉。目の前には「本渡海水浴場」があり、こちらは1985年、日本で初めてトライアスロンが行われた場所でもあるそう。
今年の7月27日に行われる「第30回天草国際トライアスロン」でも、ここがスイムコースになっているようです。
リゾート感たっぷりの館内。
この日は生憎の雨模様。晴れた日には、この窓の先に長崎県の島原半島が見えるとのこと。
そして、この夜は訪ねるのを楽しみにしていた「奴寿司」へ・・・。
「天草に行くのなら一度は行ってみるといいですよ」と周りの方たちから薦めて頂いていたお鮨屋さんです。
関東とは取れるお魚のラインナップがちょっと少し違う九州。
ですから、熊本市内のお鮨屋さんでも、初めて頂くネタがあったり・・・といつも「嬉しい驚き」があります。
今回は「おまかせコース」をお願いしました。
何せ、海の目の前のお鮨屋さんですから、何もかもが新鮮で美味しい。
いつもは鍋物でしか目にすることのなかったクエ、7時間大将がゆっくりと蒸し上げたアワビ、肉厚で食べ応え十分の真海老、天草沖で釣り上げた天然クロマグロや天草産ウニ・・・などなど、やはり今回も「嬉しい驚き」で一杯でした。
翌日は、これもまた今回の旅で楽しみにしていたことの一つ、ドルフィンウォッチング。
天草下島五和町・二江(ふたえ)漁港の目の前の海には、数十頭のイルカの群れが何群かおり、そのイルカたちが泳ぐ様子を船から見る事が出来ます。
運が良いと、イルカが飛び跳ねる様子や、仲間同士で遊ぶ姿、トビウオの群れを追いかけ、そのトビウオが船に飛び込んで来る・・・なんていう体験も出来るようです。
噴き出す潮が顔にかかるほど、近くに来てくれるイルカたち。サービス精神たっぷりです!
大人のイルカから子供のイルカまで、その泳ぐ姿を眺めるのを見飽きることはありません。
また、船から陸を眺めるのも、何だかとても心地よく、暫しの間「海外リゾート気分」を味わいました。
刺さるように強い日差しと水面の強い照り返し、UVケアは必須ですが、日本にいてもこんな感動が味わえるなんて~!と心躍った体験でした。
熊本県天草観光ガイド「島旅」
天草観光イルカウォッチング「ドルフィンクルーズ」